2021年9月21日火曜日

「生きてる価値ない」「二度と学校に来るな」と暴言 特別支援学級で体罰の教諭

「生きてる価値ない」「二度と学校に来るな」と暴言 特別支援学級で体罰の教諭

 

2021年9月21日(火) 12:03 神戸新聞

 

 兵庫県姫路市立小学校の特別支援学級を担当する男性教諭(39)が児童に暴言や体罰を繰り返していた問題で、男性教諭の暴言には「生きている価値がない」「二度と学校に来るな」など、児童の人格を否定するような内容が含まれていることが分かった。本来、児童の特性に合わせた指導が求められる特別支援学級で人権侵害といえる事態が継続していたとみられ、兵庫県教育委員会は事態を重くみて、21日付で男性教諭を懲戒免職処分にした。

 

 姫路市教委などによると、男性教諭は2011年度に採用され、16年度に同校へ赴任。18年度から特別支援学級の担任になり、自閉症や情緒障害のある児童向けのクラスを受け持っていたという。

 

 

 暴言や体罰は複数年にわたり、計6人が対象になった。児童が指導に従わない場合にみられたという。男性教諭は「なかなかうまく指導できず、かっとなった」と説明。現在、心身の不調を理由に休んでいる。

 

 同校によると、今回の問題について同校が本格的に調査を始めたのは今年6月から。暴言や体罰により学校を休んだり不登校になったりした児童はいないという。

 

 同校では21日、全児童に校内放送で今回の問題について説明した。今後はスクールカウンセラーの枠や人員を増やして、児童のケアに当たるという。校長は「子どもにはつらい嫌な思いをさせてしまった。安心して学校に通えるよう精いっぱい対応したい」と話した。

 

 

※ 他の報道も掲載致します 

複数児童に差別的な発言や体罰を長期間繰り返す
 特別支援学級担当の小学校教諭

 

2021年9月21日() 6:00 神戸新聞

 

 兵庫県姫路市立小学校で特別支援学級を担当していた男性教諭が、同学級の複数の児童に対し、差別的な発言や体罰を長期間繰り返していたことが20日、学校関係者への取材で分かった。学校側は17日に保護者向けの説明会を開いて謝罪。人事権を持つ兵庫県教育委員会が、厳しい処分を検討しているとみられる。

 

 関係者によると、男性教諭は数年前に同校へ赴任し、特別支援学級を担当。受け持っている児童の障害や特徴をからかうような発言を長期間、繰り返していた。ほかにも、プール指導の際にいやがる児童の顔を無理やり水に漬けたり、羽交い締めにしたりする体罰も加えていたという。

 

 一部の保護者から教諭の行為に対する苦情が寄せられ、学校に行きたがらない児童もいたという。学校側は別の担当者らから事情を聴き、事実関係を確認した。教諭は現在、担当から外れているという。

 

 17日にあった保護者向け説明会では、校長が事例を挙げながら経緯を説明したという。出席者の一人は「悩みを抱える児童や親に追い打ちをかけるような言葉もあった。男性教諭の行為は許せない。もう教壇に立たせないでほしい」と憤りを隠さなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

特別支援学級と言う、或る種特別な箇所での事案です。
普通学級には通えない児童生徒の為の学級なので
教員もそれだけの覚悟や心構えが必要です。
単なる人事異動で配置されたのであれば、
今後も同様の事案は発生すると思います。
さて、気になるのは2つのニュースが共に神戸新聞であるにも関わらず
6時の段階では「学校に行きたがらない児童もいたという」に対し、
12時3分では「学校を休んだり不登校になったりした児童はいない」
と真逆の報道をしている事です。
情報源が異なったとしても、この食い違いは非常に問題です。
この部分を無頓着に報道している点で報道機関としての姿勢を疑います。

被害者の皆様や保護者の方へ
大変な担任をあてがわれてしまいました。
特別支援学級の児童生徒さんであっても心はお持ちですから、
暴言や暴力に対して嫌悪感を持たれるのも当然でしょう。
普通学級に通えないからこそ特別支援学級を利用しているのに、
それを逆手に取られた様な対応では納得出来なくて当然です。
加害者の懲戒処分は当然ですが、
この様な不適格者を配置したり、問題を見落としていた管理者等も
責任も追及して良いと思います。

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