2021年9月23日木曜日

パワハラでうつ病、就労できず  桜島フェリー訴訟 鹿児島市と元嘱託職員が和解

パワハラでうつ病、就労できず
  桜島フェリー訴訟 鹿児島市と元嘱託職員が和解

 

2021年9月23日() 20:50 南日本新聞社

 

 鹿児島市が運航する桜島フェリーで勤務中に、正職員の船員からパワーハラスメントを受け、うつ病を発症し就労できなくなったとして、元嘱託職員の20代男性が市に慰謝料など約450万円の賠償を求めた訴訟で、市が149万円を支払うことで和解したことが22日分かった。

 

 市によると、和解は21日付。解決金149万円のほか、精神的な苦痛を与えて職場環境の悪化を引き起こしたことを謝罪する。男性側は昨年4月、市に調査を求め、職員1人が停職1カ月の懲戒処分を受けた。

 

 市船舶局の園田広美次長は「市民の信頼を損ない大変申し訳ない。ハラスメントの防止や社会規範の厳守、公務員倫理の厳正な保持を徹底する」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログにて昨年8月9日に掲載した
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 救助訓練中、同僚の首にロープ掛ける…船員に停職1か月 (mms119.blogspot.com)
事案の民事訴訟に関する結果です。
慰謝料450万円の請求に対して、半額以下の149万円で手打ちにしたので
鹿児島市としても随分と頑張ったものです。
一職員のくだらない行為で市民の血税から150万円近くが支出されるのに対し、
加害者の処分は停職1ヶ月なのですから軽いものですね。

被害者の方へ
辛い虐めに遭って心身共に疲弊されたことでしょう。
しかし、まだ20歳台とお若いのですから、
気持ちを入れ替えて、また仕事に励んで頂いて欲しいです。
被害に遭った時の事を思い出して心身に不調がある場合は、
心療内科や精神科の医師の診察を受ける事をお勧めします。

2 件のコメント:

  1. 停職1か月は軽すぎやしませんかね? そんなもななのでしょうか。 首にロープ…お金を無理やり借りる…物を投げて威圧…。サイテーですね。

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    1. 市としては所詮他人事なのでしょう。
      それにしても、これだけ悪質な行為でも停職1ヶ月ですから、
      そんな風潮の職場ではパワハラ撲滅は厳しいでしょうね。
      まぁ、競争相手が不在の親方日の丸ですから、
      職場環境とか評判なんて無関係なのですよ。

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