2026年7月21日火曜日

組織内性被害、6割超が「誰にも相談せず」 その理由は? 熊日アンケート

組織内性被害、6割超が「誰にも相談せず」 その理由は?
 熊日アンケート

 

2026年7月21日() 8:55 熊本日日新聞(鹿島彩夏)

 

 熊本日日新聞が「SNSこちら編集局」(S編)の登録者に、組織内で起こる性暴力の実態について尋ねたところ、性被害を受けた経験があると答えた84人のうち64%が、「組織内の誰にも相談しなかった」と答えた。理由は「相談しても解決しないと思った」が最多で、被害が潜在化しやすい構造をうかがわせた。

 

 アンケートは6月中旬に実施し、熊本県内を中心に186人が回答した。

 

 被害の経験があるとした84人のケースでは、組織内の誰かに相談したのは30%25人にとどまり、54人は相談しなかったと答えた。

 

 相談しなかった理由を複数回答で尋ねたところ、「解決しないと思った」が37件、「加害者からの報復やうわさなどの二次被害が怖かった」が15件、「相談先が分からなかった」14件、「昇進への影響など自分の立場が悪くなると思った」と「被害を信じてもらえないと思った」が各13件などだった。

 


 相談したケースでの組織の対応(複数回答あり)は「自分(被害者)が不利益を被った」が8件、「何も対応されなかった」が7件で上位を占めた。

 

 性被害に遭った後の、被害者の組織内での立場や状況の変化(複数回答あり)は「特に変化なし」24件、「退職・休職した」16件、「精神的・身体的な不調を感じるようになった」14件など。一方で加害者の変化は「特に変化なし」の43件が突出していた。

 

 加害者は上司が半数超を占め、先輩、取引先・顧客と続いた。

 

 全回答者186人のうち、組織のハラスメント対応を「信用していない」「どちらかと言えば信用していない」は計97人と52%を占めた。


《カウンセラー松川のコメント》

総務省消防庁でもハラスメントに関するアンケート調査を行っていますが、
やはり相談窓口や組織が信用されていない部分があります。
 ・組織防衛
 ・対応が煩雑
 ・本来業務ではない
様々な理由があるとは思いますが、
強い組織を作る為には、ハラスメントに対する真摯な対応も必要です。


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