2021年10月5日火曜日

鹿児島県警 ハラスメント相談26件、2件を認定 21年(8月まで)

鹿児島県警 ハラスメント相談26件、2件を認定 21年(8月まで) 

 

2021年10月5日() 8:55 南日本新聞

 

 鹿児島県警は4日の県議会総務警察委員会で、職員からのハラスメント相談を2021年は8月末までに計26件受け付け、セクハラとパワハラ各1件を認定したと報告した。

 

 認定した2件以外に、セクハラ2件とパワハラ9件を調査中で、残る13件はハラスメントに該当しなかったと説明。防止策として匿名でも相談可能な窓口の設置などを紹介した。上別府高宏警務課長は「全職員に制度を周知し、相談しやすい環境づくりに努めたい」と述べた。

 

 県警は取材に対し、ハラスメント認定した2件の内容や処分の有無は明らかにしなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

鹿児島県警が県議会での報告ですが、
「2021年は8月末まで」とは1月からの統計なのでしょうか?
[年度]が使われていないので、暦年か会計年度なのか分かりませんが、
8ヶ月で26件のハラスメント相談件数。
鹿児島県警の定数は、警察官3,035人と一般職員429人の合計3,464人。
8ヶ月で26件ならば、12ヶ月で39件と計算すると
年間で1%以上の方が被害に遭っていると感じている訳です。
ある調査ではハラスメントの被害者と感じた人は32%とのことなので
それに比べれば遙かに少ない数値ですが、
職場内の相談窓口では商法漏洩を懸念して利用しない例もあるので
一概に比較は出来ません。
また、受け付けた26件のうち、認定はセクハラ1件、パワハラ1件の2件。
調査中はセクハラ2件、パワハラ9件の11件。
残り13件はハラスメントに該当しなかったとのことですが、
該当の有無について内部での検討なので、
どこまで客観視されているか個人的には疑義ねあります。
ある調査とはこちらの調査です
Job総研による『2021年ハラスメント実態調査』を実施 ハラスメント被害に”パワハラ”が8割 社内対策不十分の声顕著|ライボのプレスリリース (prtimes.jp)

被害者の皆様へ
「その程度ではハラスメントではない」なのか
「それはハラスメントの概念にそぐわない」なのか
この点が不明なのでコメントも難しいですが、
県警の判断で納得いかない上に
職場と対立する事も厭わないのであれば、
労働問題に詳しい弁護士に相談するのも方法です。

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