2021年10月6日水曜日

パワハラで岩手・釜石の消防士長戒告 数万円の商品買わせ代金払わず

パワハラで岩手・釜石の消防士長戒告 数万円の商品買わせ代金払わず

 

2021106日(水)17:19 日刊スポーツ

 

岩手県の釜石大槌地区行政事務組合消防本部は6日、後輩4人に暴言を浴びせるなどのパワーハラスメントをしたとして、大槌消防署の男性消防士長(37)を戒告の懲戒処分にした。

 

消防本部によると、釜石消防署に勤務していた消防士長は201920年、職場で後輩やその家族を侮辱したほか、数万円の商品を買わせ代金を払わなかったり、非番や休日に呼び出したりした。

 

今年3月、被害に遭った後輩が上司に相談し発覚した。



※ 他社のニュースも掲載致します

部下を中傷 パワハラで男性消防士長戒告処分/岩手・大槌町

 

2021年10月6日() 19:19 岩手放送

 

 岩手県の大槌消防署の30代消防士長が、部下に対し中傷する発言を繰り返すなど、精神的苦痛を与えるパワハラをしたとして6日、戒告の懲戒処分を受けました。

 

 戒告処分となったのは、大槌消防署に勤務する37歳の男性消防士長です。

 釜石大槌消防本部によりますとこの男性消防士長は、おととしから去年にかけて、部下の20代の男性職員に対し、他の職員がいる前で本人や家族を中傷するような発言を複数回して、精神的な苦痛を与えたとしています。また別の20代の男性職員3人に対しては、物品の購入を代行させた上、代金を支払わなかったたり、休日に呼び出して家業を手伝わせたりするなどの、パワーハラスメントを繰り返していました。

 今年3月、被害を受けた職員が上司に相談したことから発覚しました。

 消防士長は「パワハラに当たるという認識がなかった。大変申し訳ない」と話していて、被害者4人に直接謝罪したということです。また指導や監督が不適正だったとして、当時の消防司令長など3人が、文書での厳重注意を受けました。



岩手県 同僚に暴言吐くなどパワハラ行為 消防士長を懲戒処分

 

2021年10月6日() 20:35 テレビ岩手

 

同僚に暴言などのパワー・ハラスメント行為をしたとして、大槌消防署の男性職員が懲戒処分を受けた。釜石大槌地区行政事務組合消防本部によると、大槌消防署に勤務する消防士長の男性(37)は2019年から2020年にかけて、当時勤務していた釜石消防署で、同僚4人に対し、家族を含めて侮辱するような暴言を吐くなどのパワー・ハラスメント行為で、精神的苦痛を与えたという。被害を受けた同僚以外の職員からの報告で発覚し、消防本部は6日付でこの消防士長を戒告の懲戒処分とした。当時の上司4人も厳重注意処分となった。消防士長はパワハラを認め、4人に謝罪したという。釜石大槌地区行政事務組合では「ハラスメントに関する研修、講習を実施し、再発防止に努めていきたい」と話している。


《カウンセラー松川のコメント》

スポーツ紙の日刊スポーツが簡潔に事案を報道しているので
これをトップに据えましたが、
他社もそれぞれ詳細に報じておりましたので
併せて記事掲載致しました。
さて、事案の内容は
 ・暴言
 ・代理購入させた商品代の未払い
 ・休日に家業を手伝わせる
どれも悪質ですし、作為的に行われていたと判断出来ます。
しかし、加害者は「パワハラに当たるという認識がなかった」とのこと。
では、一体どんな感覚でこれだけの悪行を尽くしたのでしょうか?
「大変申し訳ない」とも語っていますが、
あくまで上っ面だけで反省などしていないでしょう。
それでも、懲戒処分としては戒告で済むのですから、
「パワハラ天国」と揶揄されても止む無しだと思います。
ところで、気になるのは
 ・被害に遭った後輩が上司に相談し発覚(日刊スポーツ)
 ・被害を受けた職員が上司に相談したことから発覚(岩手放送)
 ・被害を受けた同僚以外の職員からの報告で発覚(テレビ岩手)
と、発覚の理由が異なっている点です。
被害者からの訴えに対応していないうちに第三者からも報告があり、
仕方無く対応したのを取り繕っているとか、
消防本部として何か表に出していない事実があるのではないでしょうか?

被害者の皆様へ
加害行為一つ一つは決して大きくありませんが、
多岐に渡る加害を継続している事から
加害者の罪悪感は相当に低く、再発の可能性も否定出来ません。
被害の拡大を防ぐ為にも、職場を挙げてパワハラ防止に努めて欲しいです。
また、心身の不調が発生した場合には、
心療内科や精神科の診察を受ける事をお勧めします。

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