2021年10月4日月曜日

長崎市長、市の責任否定 記者への性暴力訴訟 地裁

長崎市長、市の責任否定 記者への性暴力訴訟 地裁

 

2021年10月4日() 20:53 時事通信

 

 長崎市の男性幹部(死亡)から20077月、取材中に性暴力を受けたとして、報道機関の女性記者が市に約7400万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の口頭弁論が4日、長崎地裁(天川博義裁判長)であり、田上富久市長らの証人尋問が行われた。

 

 田上市長は「真摯(しんし)に向き合って対応してきた」などと話し、市の責任を否定した。

 

 田上市長は当時の対応について、「情報が無責任に流れることを防ぎ、二次被害を防ぐことが非常に大事で、事実をしっかり把握しようと真摯に向き合い取り組んできた」などと証言した。

 

 これに対し女性記者は弁論後、「市長は(二次被害を防止するために)指示を出したかと問われると、ほぼゼロ回答だった。市は被害者に関心がなく、性暴力に無知だ」などとするコメントを発表した。



※ 他社のニュースについても掲載致します

田上 長崎市長が法廷に長崎市元幹部職員の性暴力訴訟

 

2021104日(月) 19:00 テレビ長崎

 

14年前の2007年、長崎市の当時の幹部職員から性暴力を受けたとして、女性記者が長崎市に損害賠償などを求めている裁判で、4日、当時も現職だった田上 富久 市長への証人尋問が行われました。

 

訴状などによりますと、女性記者は20077月、長崎原爆の日の式典に関する取材中に、当時の長崎市の幹部職員(故人)から性暴力を受けたなどとして、長崎市側に約7400万円の損害賠償と謝罪を求めています。

 

長崎市側の証人として法廷に立った長崎市の田上 市長は、原告側の主張について「裁判の過程でストーリーが変わってきている」とした上で、「2次被害を防ぐため(長崎)市として真摯に向き合い取り組んできた」などと、長崎市の対応について証言しました。

 

長崎市 田上 市長 「現段階では、やはり原告側の主張と長崎の主張にはかい離がある。長崎市の考え方、これまで行ってきたことについて真摯に話をして、(裁判所に)判断を仰ぎたい」

 

一方、女性記者側は、長崎市役所内部で事実と異なる噂が流れたことから体調を崩したとしています。

 

田上 市長は、原告側弁護士からの「かん口令の指示はしていなかったのか」という問いに、田上 市長は「かん口令という形ではなかった、その時期の細かい部分は記憶にない」と証言しました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2019年4月25日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 女性記者が長崎市を提訴 「部長から性暴力を受けた」 (mms119.blogspot.com)
この事案が提訴された件についてです。
14年前の事件でセクハラではなく性暴力とのことですが、
記事の分類上便宜的にハラスメントにしてあります。
事件が古い為に記憶が曖昧となっている場合もあり、
言葉は悪いですが泥仕合の様相を呈して来ました。
双方の意見が食い違っておりますので、
判決確定までは難しいと思います。

被害者の方へ
性暴力の加害者が自殺してしまっているので
事の真相が一方的な証言だけとなり
信憑性を疑われるかも知れませんので
裁判を継続していくのも苦労が多いと思います。

2 件のコメント:

  1. 加害者の方は合意の上の事と思ったと言ってたわけで、勘違いがあるとしてもそのように思わせてしまったのもどうなのかと思います。まぁ、今更ですが。 相手はすでにこの世にいらっしゃいませんし、他色々含めてどうもスッキリしないですね。

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    1. 個人的には「何故、加害者が自殺したか」この点が引っ掛かっております。
      以前から肉体関係はあったが、この時には特段の合意を得ていなかったので、後に問題となったのかも知れないです。

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