2021年10月1日金曜日

「労組抜ければ不祥事握る」は不当労働行為 JR東の傘下会社に命令

「労組抜ければ不祥事握る」は不当労働行為 JR東の傘下会社に命令

 

2021年10月1日() 18:00 朝日新聞

 

 労働組合を脱退すれば不祥事の記録を消すなどと上司から迫られたのは不当労働行為だと、JR東日本傘下のジェイアールバス関東の男性社員(38)が東京都労働委員会に訴えた問題で、都労委が訴えを認め、同様の行為を繰り返さないとする文書を男性に交付するよう同社に命じたことがわかった。命令書は916日付。同社は「会社の主張の正当性が一部認められず承服しかねる。すでに中央労働委員会に再審査の申し立てをした」としている。

 

 命令書によると、男性は201811月、バスの回送中に喫煙や通話をしたとして上司に呼び出され、「脱退届書いて持ってこい。そしたら不祥事を握る」と言われた。なぜ脱退が必要かを聞くと、上司は「会社がそういう方針だからだ」と答えた。社員は脱退に応じず、30日間の出勤停止処分を受けたという。


《カウンセラー松川のコメント》

使用者側としては数で勝負して来る労組は目の敵とも言えます。
だから、この様に脱退させる為にいろいろな手法を使うのです。
被害者としてはパワハラを受けている訳ですが、
勤務中の不祥事を知られてしまっている点では脇が甘いです。
いくら労組員でも、就業規則等は遵守するべきであり、
きちんと勤務していれば今般の様な事案には巻き込まれません。
しかし、上司もバレたらマズい手法だと思わなかったのでしょうか?
骨太な労組員は懲戒処分なんて恐れませんから。

被害者の方へ
出勤停止処分は組合活動に対してではなく、
規則違反に対しての処分です。
今後はきちんと規則は守って、堂々と組合活動をしてください。

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