“郵便局パワハラ”元統括局長らに賠償命令 福岡地裁
2021年10月22日(金) 18:37 RKB毎日放送
福岡県内で郵便局長を務める男性7人が、不正を内部通報した結果、役職を辞任させられたとして損害賠償を求めていた裁判です。
福岡地裁は、原告側の訴えを認め元統括局長の男性ら3人に対し、あわせて約200万円の支払いを命じました。
判決によりますと、福岡県の筑豊地区で郵便局長を務める男性7人は、3年前に同じ地区の郵便局長が行っていた現金の確認作業の不正を、日本郵便の内部通報窓口に実名で通報。
その結果、通報された局長の父親で同じ地区の元統括局長から脅された上、役職の辞任に追い込まれたとして、元統括局長ら3人にあわせて3000万円の損害賠償を求めていました。
22日の判決で、福岡地裁の松葉佐隆之裁判長は「統括局長の地位を利用し、原告らが不当な扱いを受けるように仕向けた」としてパワーハラスメントを認定。
3人にあわせて約200万円の支払いを命じました。
元統括局長の男性については、強要未遂の罪で懲役1年執行猶予3年の判決が確定しています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月8日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 内部通報めぐり“どう喝”郵便組織元幹部に有罪判決 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
3,000万円の請求に対して、200万円の判決なので随分安く見られたものですが、
経済的社会的な損失は小さいと判断されたのでしょう。
原告にとって納得の出来る勝訴と言えるのか微妙なところです。
被害者の皆様へ
民事でも勝訴となって納得されるか、
この低額では意味を為さないと上告するか
判断に迷われるかも知れませんが、
ここには感情的な部分も含まれますので、
第三者が口を挟む案件ではないでしょう。
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