2021年10月1日金曜日

教職員ハラスメント調査、結果は1%前後 福島、記名式調査に疑問も

教職員ハラスメント調査、結果は1%前後 福島、記名式調査に疑問も

 

2021年10月1日() 10:45 朝日新聞

 

 福島県内の教職員で過去1年間にセクハラを受けたのは035%、パワハラを受けたのは14%――。相次ぐセクハラによる教職員の懲戒処分などを受け、県教育委員会が初めて実施したハラスメントの実態調査でそんな結果が出た。県教委は今後、調査を進め、職員の処分も検討するというが、その調査方法には疑問の声もある。

 

 調査対象は県内の公立学校に勤務する教職員で、県立学校はオンラインで62130日、市町村立学校はアンケートで6月下旬~8月上旬にいずれも記名式で実施。18104人が回答した。

 

 915日に公表された結果によると、県教委がハラスメントの防止に関する指針を出した昨年5月以降、「職場でセクハラを受け、不快だったことがあるか」との問いには、63人(県立学校41人、市町村立学校22人)が「はい」と答えた。セクハラの内容は「性的な話・冗談等を言われた」が20件で最多だった。

 

 「パワハラにあたる言動を受けたことがあるか」には、262人(県立学校109人、市町村立学校153人)が「はい」と答えた。「威圧的な行為やミスの責任転嫁」が104件と最も多く、「実現不可能なことや無駄な業務の強要」が47件と続いた。

 

 今回の結果について、現場からは「氷山の一角にすぎない。現場はかなり深刻だ」(県立高校の教諭)との声も漏れる。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ本年9月23日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 教職員間で400件以上の「ハラスメント」・福島 (mms119.blogspot.com)
に関しての後追い記事です。
さて、記事の見出しでは[記名式調査に疑問も]、
また記事本文でも[その調査方法には疑問の声もある]
とのことですが、
どの様に疑問なのかは一切触れられていない記事としては大変に謎な内容です。
調査方法で無記名の方が回答者が特定されないので回答し易い反面、
この様な被害実態を調べるに当たっては誰が被害者か分からず、
再調査が必要となります。
また、無記名であると責任有る回答がされているのか担保されない為に
調査結果が真実である保証もされません。
調査票を回収し確認する者が公正中立で秘密厳守されるならば、
記名式回答の方が回答内容に信憑性があります。
但し、記名式で回答をさせる場合には、
回答者が安心して自由に回答出来る環境を実施者や管理監督者が
整えなくてはならず、その点では手間を要する方式とも言えます。

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