「泰輔の自殺の原因を知りたい」パワハラとの因果関係は
…公務災害の認定求めて両親が人事院に申し立て
札幌国税局は、自殺の原因は本人の特性によるものと判断
「同じ思いをさせたくないのが私たちの願い」
2026年3月18日(水) 17:56 北海道放送
釧路税務署に勤務していた当時24歳の男性が自ら命を絶ったのは、上司からのパワハラなどが原因だったとして、両親らが公務災害の認定を求めて国の人事院に申し立てを行いました。
■「なぜ自殺を選ばなくてはいけなかったのか」
亡くなった泰輔さんの母 大島久代さん(55)
「真面目で思いやりのある息子でした。なぜ自殺を選ばなくてはいけなかったのか」
4年前、自ら命を絶った大島泰輔(おおしま・たいすけ)さん(当時24)。
代理人の弁護士によりますと、大島さんは5年前、当時勤めていた釧路税務署で上司から私的な買い物に車を出すように強要されるなどのパワハラを受けたため、精神疾患を発症し、2022年3月、自殺したということです。
■「泰輔の自殺の原因を知りたい」
両親から公務災害の認定の申請をうけた札幌国税局は、2025年8月、一部のパワハラは認めたものの、精神疾患の発症や自殺の原因は職場に適応しきれなかった本人の特性によるもので、パワハラとの因果関係は認められないとの審査結果を通知しました。
亡くなった泰輔さんの母 大島久代さん
「泰輔の自殺の原因を知りたい。パワハラを行った人たちには罪を償ってもらいたい。これから社会に出ていく人たちに同じ思いをさせたくないのが私たちの願い」
両親は札幌国税局の通知内容を不服として、2025年11月、国の人事院に審査の申立てをし、来週、意見陳述に臨みます。
税務署の新人職員が自殺…
死亡原因は「上司のパワハラ」遺族が訴え「パワハラをした人は罪を償って」
人事院に意見書を提出_3月末に口頭意見陳述の予定<北海道釧路市>
2026年3月18日(水) 20:20 北海道文化放送
税務署に勤めていた当時24歳の男性職員が自殺したのは、上司らからのパワハラが原因だとして公務災害の認定を求めている問題で、遺族が思いを語りました。
「自立心が強く真面目で思いやりがある息子でした。税理士として悠々自適に過ごすと将来を語っていました」(母・大島久代さん)
2022年3月、釧路市の税務署で当時新人職員だった大島泰輔さん(当時24)が自ら命を絶ちました。
大島さんの両親は2023年、札幌国税局に死亡の原因は上司のパワハラなどだと訴えましたが、パワハラと死亡の関係はないと認定されていました。
これを不服として遺族側は3月12日に人事院に意見書を提出。
口頭審理が行われることが決まり、18日の会見で胸の内を語りました。
「ちゃんとした泰輔の自殺の理由を知りたい。パワハラを行った人たちにはちゃんと罪を償ってもらいたい」(母・大島久代さん)
意見書では大島さんが上司から時間外に車での送迎や飲食の強要、侮辱されるなど強い心理的ストレスにさらされていて死亡との因果関係があると主張しています。
口頭意見陳述は3月25日に行われる予定です。
「休日に車出せ」釧路税務署の24歳職員が自ら命を
…国税局はパワハラ認定も「死ぬほどではない」と因果関係を否定
「自分なら耐えられない…」同僚も証言した執拗なパワハラとは
両親が人事院に申し立て
2026年3月21日(土) 8:00 北海道放送
釧路税務署に勤務していた当時24歳の男性が自ら命を絶ったのは、上司からのパワハラなどが原因だったとして、両親らが公務災害の認定を求めて国の人事院に申し立てを行いました。
■彼はなぜ死を選ばなければならなかったのか
4年前、自ら命を絶った大島泰輔さん(当時24)。
2020年に国税庁に採用され、この年の6月から釧路税務署に配属。徴収部門・財務事務官として勤務していました。
「安定した国家公務員の道に進み、将来は税理士として悠々自適に暮らす」
そんな希望に満ちた未来を描いていた大島さんですが、上司から私的な買い物に車を出すよう強要されるなどのパワハラを受けて精神疾患を発症。2022年3月、自ら死を選びました。
遺族や同僚の証言から浮かび上がってきたのは、執拗なパワーハラスメントでした。
■『お前の車を貸してくれ』休日に上司の要求
上司による大島さんへのパワハラは、業務がないはずの休日にまで及んでいたといいます。
代理人弁護士
「休日にですね、自分の私的な買い物とか自分の私的な用事のために『車を出してくれ』とか、あるいは『お前の車を貸してくれ』ということを、本当に頻度高く求めていた」
パワハラをしていた人物は、大島さんの上司となる特別徴収官でした。
新人職員である泰輔さんにとって、上司から命令に逆らうことは極めて困難だったといいます。上司は私的な用事のために泰輔さんを繰り返し呼び出しました。
札幌国税局が認定した事実だけでも、その回数は9ヶ月で13回に上ります。
この行為について、札幌国税局は「パワーハラスメントである」と認定。しかし、「自殺という結果に結びつくほどの強いパワハラであったとは言えない」と判断しました。
■職場で繰り返された人格否定
泰輔さんをさらに追い詰めたのが、職場で日常的に浴びせられた言葉たちでした。
「大島ほんとだめだよね」
「日本語がおかしい、徴収官としてありえない」
「大島の割には頑張ったんじゃないか」
泰輔さんは、統括国税徴収官や上席国税徴収官といった複数の上司から日常的に叱責されていたといいます。
開示された文書には、同僚の証言がこう記載されていました。
「仮に自分が大島事務官の立場であれば、耐えられないと思った。大島事務官が亡くなって、いじりというかばかにされたのが原因ではないかと思った」
「大島事務官を守ってあげられず悔しい」
■「泰輔の自殺の原因を知りたい」
「自立心が強く、真面目で、思いやりがある息子でした」
18日の会見で、大島さん両親は、自殺とパワハラの因果関係を認めない札幌国税局について、強い思いを滲ませました。
泰輔さんの母 大島久代さん
「泰輔の自殺の原因を知りたい。パワハラを行った人たちには罪を償ってもらいたい。これから社会に出ていく人たちに同じ思いをさせたくないのが私たちの願い」
泰輔さんの父
「私どもは、息子が釧路税務署の苛烈で陰湿なパワハラが原因で自死に至ったということを確信しています」
両親は札幌国税局の通知内容を不服として、2025年11月、国の人事院に審査の申立てをし、3月25日、意見陳述に臨みます。
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