勤務中の離席記録に「トイレ」まで記載 社員、会社に苦痛訴える
2026年3月18日(水) 6:00 朝日新聞
勤務中に自席を離れたら「離席記録」を出すように――。上司からそんな指示を受け、愛知県内のメーカーの男性社員が会社に苦痛を訴えた。トイレの利用も記録され、大便・小便の区分やかかった時間が分単位で記されていた。会社員の行動はどこまで会社に管理されるものなのか。
この会社は大手部品メーカーの子会社で、従業員数は約2千人。取材にはメーカーの広報部門が応じた。
メーカーによると、男性は昨年1~4月、自席を離れた時間と理由を「離席記録」としてエクセルにまとめ、「印刷」や「稟議(りんぎ)書返却」などの通常業務のほかに、トイレ利用も記していた。「08:09 コピー」「09:22~24 トイレ(小)」といった記載だった。
記録は4月以降、1週間ごとに計4回、上司の部長らにメールで送信。計29日間分で、部長の指示で5月初旬に中止された。生理現象であるトイレの報告について、男性は「上司から指示された」と訴えているという。
■メーカーは「必要な労務管理」
メーカーは取材に、男性について「頻繁かつ長時間の離席」を指摘する声が職場で上がり、「必要な労務管理」のために上司が離席記録を指示したと説明。トイレの記載については「上司の指示は確認されなかった」とした。
メーカーによると、部長は4月、男性からトイレの記載がある離席記録を添付したメールを受け取り、「内容確認しました、特に気になる点はありません」と返信。5月には、課長に「一旦(いったん)これで記録をやめましょう。状況確認はお願いします」と送っていた。
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