パワハラ自殺受けた職員アンケート・市長によるパワハラの指摘
石川・能美市 井出敏朗市長「真摯に受け止める」 外部窓口設置へ
2026年3月31日(火) 18:39 北陸放送
石川県能美市の職員が2025年10月、上司からのパワハラを苦に自殺した問題で、井出市長が31日記者会見し、自らもパワハラの指摘を受けたことを明らかにしました。
自殺した職員の遺族は北陸放送の取材に対し「風通しの良い職場になることを願うだけです」とコメントしています。
能美市の総務部に所属していた職員は、上司から「残業三兄弟」と呼ばれるなどのパワーハラスメントを受け、2025年10月に自殺しました。
井出敏朗市長は自らを座長とする委員会を立ち上げ、31日、再発防止策を発表しました。
今後、専門のカウンセラーからなる外部の相談窓口を設置するほか、外部委託やデジタル技術の活用で残業を減らすことにしています。
能美市・井出敏朗市長「大変申し訳なく思っている。今後しっかりと対策を取っていかなければならないという思いを強くしている」
■複数の職員「市長からハラスメント」の指摘も
職員を対象にしたアンケート調査では、およそ4分の1の職員がハラスメントで悩んでいると回答したほか、井出市長に対しても複数の職員からハラスメントの指摘があったということです。
能美市・井出敏朗市長「私もそういったことがないよう注意しながら対応してきたつもり。そういった指摘があったことを真摯に受け止め対応していかなければならない」
亡くなった職員の遺族は北陸放送の取材に対し「優しい、まじめな子だった。とても気を遣う子で私たちも気づいてやれなかった」と家族の死を悔やみました。
市の再発防止策については「息子の死は残念だが、これをきっかけに風通しの良い職場になっていくことを願うだけです」とコメントしています。
ハラスメント4分の1悩み、能美市全職員アンケート
無視、感情的な叱責、悪口…
2026年4月1日(水) 5:00 北國新聞
昨年10月に能美市職員が上司からパワハラを受けて自殺した問題を受け、市は31日、全職員1270人を対象に実施したハラスメントに関するアンケート結果を発表した。回答者1096人のうち、現在も職場でのハラスメントに悩んでいるとした職員は24・5%に上った。
ハラスメントの言動について「されたことがある」と回答した比率は、「人前で感情的に叱責(しっせき)する、机をたたいたりして威嚇する」が16・8%だった。人格否定や差別的な言葉は14・1%、悪口や陰口が15・8%、無視は24・8%となった。
ハラスメントを受けたり、知ったりした時の対応について「何もしなかった」は55・3%で、その理由は「何をしても解決しないと思ったから」が73・6%だった。
自由記述欄では、これまで経験したり、見たり、相談を受けたりした具体的な行為として、「時間外申請の却下や抑制」「有給休暇取得の理由を執拗(しつよう)に詮索し取得しづらくする」「容姿の特徴を揶揄(やゆ)する」などが上がった。
●市長も複数件記載 「真摯に受け止め対応」
井出敏朗市長は報道陣の取材に答え、ハラスメントと思われる行為をした人として自身も複数件、記載されていたと明らかにした。「そうしたことがないよう注意して対応してきたつもりだが、指摘があったことは真摯(しんし)に受け止め、しっかり対応する」と述べた。
アンケートは日本ハラスメント協会に委託し、2023年度以降の勤務期間を調査対象に無記名形式で実施した。
●5月に外部相談窓口
市がまとめた再発防止策では、相談フローを作成し、弁護士や臨床心理士などの外部相談窓口の運用を5月に開始する。指導・助言役となる職員「メンター」を拡充する。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「再発防止へ職場環境改善」石川・能美市「パワハラ自殺受けて」再発防止検討委員会の初会合 全職員にハラスメントのアンケート実施へ
これの続報です。
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