炎天下訓練後に救急隊員死亡 都が謝罪と2千万円支払いで遺族と和解
2026年3月23日(月) 18:32 朝日新聞
東京消防庁の救急隊員が真夏の訓練後に死亡した公務災害をめぐり、遺族が東京都に損害賠償を求めた訴訟で、都との和解が東京地裁で成立した。都が2千万円を支払う。和解は19日付。都側は「安全配慮が不十分だった」として謝罪した。
死亡したのは多摩消防署多摩センター出張所の救急隊員・山崎勉さん(当時50)。訴状などによると、山崎さんは勤務中の2017年8月13日午後1時半から、上司から「体力錬成」として、気温が高い炎天下の屋外や屋内でランニングや腕立て伏せなどを1人でさせられた。その後、午後2時53分に急性心機能障害を発症。病院に搬送されたが、午後6時すぎに死亡が確認された。
20年10月に公務災害に認定。遺族は21年11月、パワーハラスメントがあったと訴え、東京消防庁を管理する都を相手取り、損害賠償約7千万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。
和解では、都は「安全配慮が不十分だったことを真摯(しんし)に受け止め」とし、死亡した隊員と遺族に謝罪。解決金2千万円を支払うことも盛り込まれ、「体力錬成における職員の安全性確保に向け、組織的対応の強化に努める」とした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2021年8月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「体力錬成」で救急隊員急死 都に経緯説明求め申し立て
これの続報です。
8年半も前の事案について、4年半を経ての決着です。
東京都は和解と言う素早い金銭解決で済ませました。
和解は
・一般的に手打ちの内容が非公開にされ易い
・判例にならないので内容が公開されない
・裁判に比べて早期決着し易い
ことから、被告が金銭解決でお茶を濁す時に使われがちです。
今般でもパワハラに関しては一切触れていないことから、
東京消防庁としても都合の良い内容となっているのでしょう。
御遺族の皆様へ
本来ならば殉職された方の無念を晴らすべく、
損害賠償請求等による勝訴が理想ですが、
訴訟継続による時間や経済面、心身の負担を考慮すれば、
和解による早期解決も現実的だと思います。
また、例え裁判でパワハラが認定されても、
それにより東京消防庁でのパワハラが無くなる訳でもありませんから。
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