2022年12月3日土曜日

副知事「また違う男を連れ回している」と発言か、女性の意見文に直接メールも

副知事「また違う男を連れ回している」と発言か、
女性の意見文に直接メールも

 

2022年12月3日(土) 6:27 読売新聞

 

 性差別問題などに取り組む一般社団法人「Voice Up Japan」(東京都)の女性代表理事が、京都府の山下晃正副知事(70)からセクハラ発言を受けたとして、府に公開意見文を送付していたことが2日、明らかになった。副知事は発言内容について「府のルールに従って処分も含めて判断されるため、控えたい」とする一方、「発言で精神的苦痛を与えたことについてはおわびしたい」と語った。

 

 意見文によると、副知事は11月15~17日に公務で訪れたスペイン・バルセロナのイベント会場で、女性に「俺はセクハラの塊みたいなもんだからな」「また違う男を連れ回している」と発言したという。

 

 女性が同25日、府の窓口に意見文をメールで送ると、副知事は3回にわたって直接メールを送信。女性は「被害者に直接メールをするのはさらなる精神的ダメージを与える行為」と問題視し、「個人の問題として対応したのは、府のリスク管理力の不備を象徴している」と批判した。

 

 担当部署による対応を待たずにメールで直接やりとりしたことについて、副知事は「おわびをしたかった。軽率だった」と述べた。

 

 

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「俺はセクハラの塊」京都府副知事が発言と女性が質問状
 本人謝罪、事実関係調査へ

 

2022年12月2日(金) 21:16 京都新聞

 

 京都府の山下晃正副知事(70)からセクハラ発言を受けたとして、海外在住の女性が西脇隆俊知事宛てに質問状を送っていたことが分かった。山下氏は海外出張中、初対面の女性に対し「俺はセクハラの塊みたいなもの」などと述べたという。府は事実関係を調査する方針。2日に取材に応じた山下氏は「精神的苦痛を与えたのはおわびしたい」と謝罪したが、発言が事実かどうかについては「調査結果を待ちたい」と明言しなかった。

 

 質問状を送った山本和奈さん(25)=ドイツ在住=によると、山下氏は11月15日にスペインで開かれた国際見本市に参加した際、山本さんの勤める会社の展示ブースを訪れた。山本さんがセクハラの撲滅活動にも取り組んでいると伝えたところ、山下氏は府で男女共同参画も担当していると説明し、「俺はセクハラの塊みたいなもんだからな」と発言したという。会場近くですれ違った際には「また違う男を連れ回してるね」とも言われたという。

 

 山本さんは25日、山下氏の発言はセクハラに当たると指摘するメールを府の総合問い合わせ窓口に送信。今月1日には事実確認を行う意向があるか尋ねる西脇知事宛ての質問状も送った。山本さんは「最初は何を言っているのか分からなかったが、モヤモヤした気持ちが残った。たいしたことではないと思われるかもしれないが、放置したら何も変わらない」と話す。また府へのメール送信後に山下氏本人から返信があったといい、「担当者を介さず、被害女性に対して直接連絡を取るのは配慮を欠く」と話した。

 

 西脇知事は2日の定例会見で「一日も早くおわびしたいという気持ちからだと思うが、さらに苦痛を感じたのであれば軽率だったと思う」と述べ、事実関係を確認する考えを示した。

 山下氏は商工労働観光部長などを歴任し、2013年2月に副知事に就任した。現在3期目。

 

 

 

京都府副知事が「セクハラ発言」
 府に質問状、知事は「早急に回答」

 

2022年12月2日(金) 21:00 朝日新聞(原田達矢)

 

 東京都内の一般社団法人の代表理事を務める女性が、山下晃正副知事からセクハラ発言を受けたとして、府に事実関係の確認や今後の対応を求める公開質問状を送っていたことがわかった。西脇隆俊知事は2日の記者会見で、「早急に事実確認を進め、回答する」と述べた。

 

 質問状によると、女性は11月15日、16日にスペイン・バルセロナで開かれた国際会議の出展ブースなどで、山下副知事から面と向かって「俺はセクハラの塊みたいなもん」「また違う男を連れ回しているね」と発言されたという。女性は後日、府の相談窓口にメールを送り、SNSで問題を指摘。府から回答はなかったが、26日から29日にかけて複数回、山下副知事から釈明する内容のメールが届いたという。

 

 質問状では、山下副知事の発言や、直接被害者に連絡を取る行為から「被害を回復できるよう配慮する態度が見られない」と指摘。府に対し、事実関係の確認や直接連絡を取ることを容認した理由、性暴力や差別の撲滅に向けどう対応するのか、回答を求めている。

 

 西脇知事は会見で、山下副知事から、セクハラ発言をしたと指摘を受けていることや、「発言にそういった意図はなかった」などの報告を受けていると明かした。直接メールをした事実についても認めているとし、「被害者ご本人が苦痛を感じられたのならば、軽率だったと思う」と話した。ただ、副知事の処分については言及しなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

副知事は知事の右腕として知事が人選し任命するので、
知事にとっては問題を無かった事にしたいですし、処分も避けたいのでしょう。
府庁としても、副知事の事案に対してどの様に対処したら良いか決められず、
とりあえず加害者である副知事に苦情メールを知らせてしまうと言う
一番悪手を選んでしまったのも、知事を意識した悪影響でしょう。
知事もここまで事態が悪化してしまったら、何らかの処分が必要でしょう。

被害者の方へ
全国紙で報道されておりますから、このまま無かった事には出来ないでしょう。
府や知事の出方待ちですね。

部下に銃口向けた警官、日常的に「バカ」「使えない」と発言も

部下に銃口向けた警官、日常的に「バカ」「使えない」と発言も

 

2022年12月3日(土) 6:26 読売新聞

 

 部下に拳銃の銃口を向けたとして、千葉県警は2日、機動捜査隊の男性巡査部長(59)を銃刀法違反容疑で千葉地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分とした。巡査部長は同日、依願退職した。

 

 県警監察官室によると、巡査部長は昨年5月と同8月、習志野署の拳銃保管室で部下の男性に銃口を向けた。銃弾は装填(そうてん)されていなかった。巡査部長は昨年春頃から、この部下に「バカ」「使えない」などと日常的に言っており、県警はパワーハラスメントと認定した。

 

 県警は、監督責任を問い当時の上司の警部を所属長注意、警部補を本部長注意とした。報告を怠ったとして、別の巡査部長を口頭厳重注意とした。

 

 また、県警は2日、女性につきまとったとして、交通捜査課の一般職員男性(54)をストーカー規制法違反で千葉地検に書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。



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巡査部長を書類送検 部下に銃口向ける 千葉県警

 

2022年12月2日(金) 19:01 時事通信

 

 部下に拳銃の銃口を2度向けたとして、千葉県警は2日、銃刀法違反(所持の禁止)容疑で県警機動捜査隊の男性巡査部長(59)を書類送検するとともに、停職3カ月の懲戒処分とした。

 

 

 容疑を認めている一方、「2度目は過失だった」などと話しているという。巡査部長は同日付で依願退職した。

 

 送検容疑は昨年5月と8月、県警習志野署拳銃保管室内で、必要がないのに、部下である巡査に拳銃の銃口を向けた疑い。実包は装填(そうてん)されていなかった。

 

 県警監察室によると、今年7月、被害にあった巡査から「拳銃を突きつけられたことがある」と申告があった。巡査部長はこの巡査に対して他にも「バカだ」「使えない」などと、人格否定が疑われるパワハラを繰り返していた。


《カウンセラー松川のコメント》

加害者には「警察内部だから」そんな甘えがあったのでしょう。
しかし、実包が装填されていないとしても、
実銃を人に向ける事の善悪の区別がつかない様では
火器を扱う資格はありません。
「2度目は過失」とのことですが、
警察官たる者がこの様な拳銃の取り扱いをする事に
過失があってはなりません。
誰しもが扱える訳ではない拳銃だからこそ、
厳格な取り扱いが求められるのです。
報告を怠ったとして処分を受けた巡査部長は、
拳銃保管室担当で現場に居合わせており、
加害者の銃刀法違反を報告しなかったからでしょうけど、
飛び火被害の面もあります。
しかし、警察官である以上は組織の内外を問わず、
法令違反について黙認するのは御法度と言うことなのです。

被害者の方へ
暴言だけでなく、拳銃まで向けられて、本当に辛かったと思います。
加害者は依願退職していますので、再発はないでしょう。
そして、実際に銃口を向けられた時の気持ちを知る方は少ないですから、
その経験を今後の火器管理や教育に活かして頂きたいと思います。

2022年12月2日金曜日

今治市消防のパワハラ発覚受けて緊急会議 県内14消防本部に撲滅呼びかけ「世代間の差を理解を」【愛媛】

今治市消防のパワハラ発覚受けて緊急会議
 県内14消防本部に撲滅呼びかけ「世代間の差を理解を」【愛媛】

 

2022年12月2日(金) 22:02 愛媛テレビ

 

11月に今治市消防本部で職員による部下へのパワーハラスメントが発覚したことを受け、愛媛県は各消防本部のトップらを集めて自らパワハラを撲滅する先頭に立つよう呼びかけました。

 

県庁で2日に開かれた対策緊急会議には、愛媛県内14消防本部のトップらが出席しました。

 

会議では、愛媛県の担当者が出席者に対し「部下を指導する際には自分の価値観を押し付けず、世代間の意識格差があることを理解して、コミュニケーションを大事にしてほしい」などと要請しました。

 

また、ハラスメントについて、愛媛県に相談窓口があることを職員に改めて周知するよう呼びかけました。

 

今治市消防本部・福田吉三郎消防長:

「今までのそういう指導や訓練とか、それをもう一度立ち止まって、何かやり方、言い方を変えるべきではないかと。そういったことを皆に認識していただいて、新たな今治消防として改革に取り組んでいきたいと思っております」

 

愛媛県は今回の問題を今治消防だけのことと捉えず改革に取り組んでほしいとしています。

 

《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 今治市消防のパワハラ 市長陳謝「私の手で土壌改良を」(愛媛) (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
今般のパワハラ事案を矮小化した会議ですね。
世代間格差はいつの時代でも起きています。
それを解消するのは難しいどころか無理でしょう。
そして、今般のパワハラでの最大の問題点は
[署長がパワハラを黙認]していた事です。
署員からの訴えに耳を貸さず、何も対応しなかったの上に、
口止めまでしていたのですから、署長も共犯です。
勿論、加害者の消防司令補が悪いのは当然ですが、
それを改めなかった上に隠蔽しようとした署長も悪です。
その点を外して「世代間格差」に論点を絞るのは、
県の担当者も本質を理解していないか、
事案も軽く片付けようとしている証左です。

後を絶たない消防の“パワハラ” 専門家は「厳しい上下関係でパワハラ生みやすい風土」指摘

後を絶たない消防の“パワハラ”
専門家は「厳しい上下関係でパワハラ生みやすい風土」指摘

 

2022年12月2日(金) 20:35 あいテレビ

 

あいテレビでは、今治市消防の問題について、複数の消防士からの内部告発を受け取材を続けてきました。いったい何が起きていたのかあらためて見ていきます。

 

今治市ではパワハラなどの行為で2人が懲戒処分を受けました。このうち50代の消防司令は、部下の襟首を引っ張りよろけさせたり、「バカ」「アホ」「お前の文章は小学生以下」などの暴言を浴びせたりしていました。そして、書類を40~50回差し戻し訂正を命じていましたが、指示に具体性がなかったということです。この消防司令は職場のパワハラ相談員を務めていました。

 

そしてもう1人、40代の消防司令補は、飲み会で部下を平手打ちしたり、深夜の仮眠時間に筋トレを長時間強制したりしていました。また、救急用のチューブを部下の鼻から喉の奥まで挿入するという危険な行為も発覚しています。

 

現役の消防士は職場の状況についてこう証言しています。

 

(現役の消防士インタ)

「パワハラを受けた人が所属長に相談をしたんですけど所属長も見て見ぬふりをしていたと」

 

今治市によりますと、去年、人事課にパワハラに関する相談がありましたが、被害者から「特定されたくない」という要望があったため調査が進まなかったということです。また、パワハラについて職員にアンケートを実施したものの、匿名で書いてもらったため被害者が特定できなかったということです。

 

そして今年9月に加害者の氏名やパワハラ行為が記された投書が届き、ようやくパワハラなどが認定されました。

 

ただ関係者によりますと、この調査が行われている最中、聞き取りを受ける部下に対し、口止めともとれる発言がありました。

 

その内容です。

消防署長が「人を売るやつは許さない」。そして、パワハラ行為を繰り返していた消防士2人も「わかっとるの!」と圧力をかけたり「何を聞かれたのか。何を話したのか」などと調査の内容を聞き出そうとしていたということです。

 

専門家は、内部の調査には限界があると指摘しています。

 

愛媛大学法文学部 小田敬美教授

「報道で伝えられているところからみると、繰り返し、ある程度長期間に渡って行われていて、そういう事案に対する対応体制も十分になっているというふうには見受けられないところがある。いわゆる第三者委員会を設けるなどして一定程度調べた上で対応策、再発防止策を第三者の視点から提言していただくことが重要」

 

消防でのパワハラが表面化したのは、今治市だけではありません。

松山市消防局では、40代の消防士長が後輩の頭や腕をたたくといった暴力や威圧的な言動などで停職1か月。

 

大洲地区では、30代の消防士が後輩への暴力やプロレス技などで停職6か月。

 

さらに宇和島地区では、40代の消防士が部下に護身術と称して暴行するなどしたとして減給処分を受けています。

 

専門家は消防の組織について、職務の性質上、厳しい上下関係が求められるため、パワハラを生みやすい風土がある指摘します。

 

愛媛大学法文学部 小田敬美教授

「どうしても部下に命令を強い口調で命令することになりがち。それが職務の範囲内のことなのか、職務上必要なことなのか、それとも実は職務に関係のないことを命令・あるいは強要しようとしていることについて、区別をできるだけの教育、研修が必要」

 

私どもの報道を受け、多くの消防士の方から職場のパワハラ問題について切実な声が届いています。使命感を胸に職務に励んでいる皆さんが安心して働けるよう抜本的な対策を講じていただきたいと思います。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「人を売るやつは許さん」今治市消防“パワハラ”問題 聞き取り調査で署長が部下に口止めか (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
この報道でも問題の核心がズレています。
50代の消防司令による事案としてならば的を射る部分もありますが、
40代の消防司令補と署長による事案は
単に「厳しい上下関係」だけで生まれる物ではありません。
下の者への暴力が楽しくて止められない人間性の異常な司令補と
自身の指導力の無さと管理能力が問われる事を恐れ問題を放置した署長。
この暴力事案と事案隠蔽は上下関係とは無縁です。
どちらも人としてやってはならない事なのです。
法律の専門家だけでは公安職の世界の問題解決には力不足です。

議会からハラスメント根絶へ 大阪維新府議団が条例案提出へ

議会からハラスメント根絶へ 大阪維新府議団が条例案提出へ

 

2022年12月2日(金) 19:28 産経新聞

 

地域政党「大阪維新の会」の大阪府議団は2日、府内での議員活動などにおけるハラスメント(嫌がらせ)を根絶するための条例案を、開会中の府議会に提出する方針を明らかにした。来年4月の施行へ向け、会期末の20日までの成立を目指す。

 

有権者が投票をちらつかせて迷惑行為に及ぶ「票ハラスメント」など、議員活動中や選挙時のハラスメント行為は問題となっており、女性の政界進出を阻む一因ともされる。

 

条例案は、誰もが政治参画しやすい環境の整備を進めるのが狙いで、パワハラやセクハラ、妊娠中の人に対するマタハラなどをハラスメントとして定義。自らの言動を厳しく律し、率先して府議会からハラスメントを根絶するよう取り組むことを議員の責務とした。また、ハラスメント根絶への協力を府民の努力義務とした。

 

被害を受けた議員らの相談窓口も新設。相談に応じた弁護士らが調査した上で、議長が加害者にハラスメントをしないよう求めることもできる。議長は、府内の市町村議会のハラスメント防止活動を支援し、市町村議が参加できる研修の実施に努めるとする内容も盛り込んだ。

 

ハラスメントの防止を目指す条例は、6月に福岡県議会で成立している。



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投票見返りにセクハラなど行われる「票ハラスメント」
 根絶目指して大阪維新の会府議団が条例案提出へ

 

2022年12月2日(金) 18:24 関西テレビ

 

政治家に対するセクハラやパワハラの根絶を目指す条例案を、大阪維新の会の府議団が提出する方針であることがわかりました。

 

内閣府によると、議員が、有権者から投票の見返りにセクハラ行為を受けるなどの、いわゆる「票ハラスメント」が問題となっていて、ハラスメントを受けた地方議員は、2020年度の調査で42%あまりにのぼります。

 

維新が大阪府議会に提出する条例案では、こうしたハラスメントが女性の政治参加を妨げているとして、ハラスメントの根絶を議員や府民の責務として規定。また弁護士らによる相談体制を整備し、ハラスメントへの対応を強化します。

 

可決されれば、都道府県では2例目だということです。


《カウンセラー松川のコメント》

議会内での上下関係に起因するハラスメントと
選挙活動時に発生し易いハラスメントの2つが
議員や立候補者に関するハラスメントですね。
票ハラスメントは加害者に参政権の停止でもしない限りは
防止も難しいでしょう。
しかも、参政権を有するかどうかも外見からは判断出来ないので、
有権者のモラルに期待するしかないと思います。
下手に票ハラ被害を訴えても、それで落選したら元も子もないので、
立候補者もなかなか被害を公表出来ないと思います。

自殺直前、30分もの叱責「もうしんどい…」兵庫県警・機動隊員自殺問題 遺族が控訴審でパワハラ裏付ける新事実提出 大阪高裁

自殺直前、30分もの叱責「もうしんどい…」
兵庫県警・機動隊員自殺問題
 遺族が控訴審でパワハラ裏付ける新事実提出 大阪高裁

 

2022年12月2日(金) 3:00 ラジオ関西

 

 2015年、兵庫県警機動隊に所属していた男性巡査(当時24歳)が自殺したのは、所属していた機動隊で先輩や上司から受けたパワーハラスメントなどが原因だとして、広島市の両親が兵庫県に約8千万円の損害賠償を求めた控訴審の第1回口頭弁論が1日、大阪高裁で開かれた。

 

 亡くなった巡査・木戸大地さんは広島市内の高校を卒業後、2009年に兵庫県警に採用された。2012年から機動隊で勤務し、2015年7月ごろにうつ病を発症して同年10月に神戸市内の宿舎で首つり自殺した。

 訴状や遺族への取材によると、大地さんは日常的に上司や先輩からの暴言を浴びていたという。具体的には、朝の訓練に参加しなかったとしてスクワットをさせされたり、宴会で裸踊りを強要されたり、「ミス一覧表」の作成を命じられたりしたとしている。

 

■「もうお前は機動隊にはいらん」顔面蒼白で「もうしんどい……」絶望の淵に

 

 こうした中、大地さんは先輩の巡査長らから、技能試験のカンニングを事実ではないのに認めるよう迫られるようになった。原告側によると、自殺した2015年10月6日午前、大地さんのもとへ先輩の巡査長が押しかけて廊下に呼び出し、「もうお前は機動隊にはいらん」などと約30分にわたって叱責していた事実が新たに判明したという。

 

 一審・神戸地裁の審理では、大地さんに対してカンニング疑惑を先輩が延々と追及したとされていたが、自殺直前の具体的な時間帯が特定された(大地さんが死亡したのは、この9日後の同年10月15日)。一部の隊員の証言によると、大地さんはその直後、真っ青な表情で「もうしんどい」などと話したのが最後だったという。

 

 控訴審ではこれらの行為の有無が争点となる。被告・兵庫県(兵庫県警)はこれを否定して請求棄却を求め、原告側は大地さんの存在を完全に否定され「『もう警察では生きていけない』と絶望の淵に追いやり、自死へ決定的に追い詰めたことは明らか」と主張している。

 さらに上司(機動隊中隊長)については「規律違反(ハラスメント、及び前記の職務義務違反行為)を知っていながらこれを放置した。また、注意を払えばパワハラ行為ではないかとの疑問が生ずるにもかかわらず、これを漫然と見過ごし、調査を怠った義務違反が存在する」としている。

 

 兵庫県警はこの問題で、関係者128人から聞き取り調査をしているが、原告側は、このうち約40人が大地さんへのパワハラを認め、さらに4,5人が「この巡査長に殺された」と証言したとの確証を得たとしている。

 

 大地さんの父親・一仁さんは「これでもう一度審理のスタートラインに立つことができた。今度こそ、大地の無念を晴らしたい。これらの事柄が明らかにならなかったのは、組織内で”かん口令”が敷かれていたのではないか」と話した。



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遺族側「パワハラが自殺の原因」県側「パワハラはない」
 兵庫県警巡査の自殺めぐる裁判の控訴審始まる

 

2022年12月1日(木) 20:33 朝日放送

 

 7年前に兵庫県警の巡査が自殺したのは、先輩隊員などからパワハラを受けたことが原因だったとして、遺族が県に損害賠償を求めた裁判の控訴審が始まりました。

 

 兵庫県警機動隊に所属していた木戸大地元巡査(当時24)は2015年、警察の寮で自殺を図り、その後、死亡しました。

 

 遺族は木戸さんが、先輩隊員などからパワハラを受けたことが原因で自殺したとして、兵庫県に約8000万円の賠償を求め提訴。

 

 一審の神戸地裁は、パワハラを一部認め、県に100万円の賠償を命じましたが、パワハラと自殺などとの因果関係については認めませんでした。

 

 その後、遺族、県側共にこの判決を不服として控訴していました。

 

 12月1日から始まった控訴審で、遺族側は「自殺を図る直前にも、先輩が大地さんを怒鳴りつけていたのを見た隊員もいた。パワハラが自殺の原因である」と改めて主張し、上司がパワハラやいじめを知ながら放置した兵庫県警の安全管理義務違反もあったと述べました。

 

 一方の県側は「パワハラはなく、業務上必要な指導で、安全管理義務の違反もない」と争う姿勢を示しています。

 

 (遺族)「高裁でまた一からのスタート、今度こそ、大地の無念を晴らし、真実を明らかにしたい」。

 

 

 

自殺直前「お前いらんねん」と30分怒鳴られ
…兵庫県警機動隊員へのパワハラ、控訴審で遺族側が提示

 

2022年12月1日(木) 19:34 神戸新聞

 

 兵庫県警機動隊の巡査だった木戸大地さん=当時(24)=の自殺は先輩隊員や上司のパワーハラスメントが原因として、木戸さんの両親=広島市=が、県に約8千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が1日、大阪高裁(石原稚也裁判長)であった。両親側は一審で触れられなかった証言などを示し、パワハラ行為と自殺などとの因果関係を訴え、県側は同行為自体を否定して棄却を求めた。

 

 木戸さんは2012年9月から機動隊で勤務。15年10月6日に隊舎自室で首をつっているのが発見され、9日後に病院で死亡した。

 

 両親側は木戸さんがパワハラでうつ病を発症し、自殺したと主張。県側は「必要な指導だった」と反論していた。一審神戸地裁判決は先輩の四つの行為をパワハラとし、県に100万円の支払いを命じたが、自殺との因果関係は認めなかった。

 

 控訴審で両親側は、隊員らの証言から木戸さんが自殺を図る直前に先輩が「お前いらんねん」などと30分ほど怒鳴り散らしたと説明。神戸地裁がうつ病発症、自殺と先輩の行為の関係を判断した基準も「誤っている」と指摘した。

 

 同日の弁論で石原裁判長は「安全配慮義務違反の審理が尽くされていない」と述べ、双方に追加説明を要求。木戸さんの父一仁さん(74)は終了後の会見で「今度こそ大地の無念を晴らし、真実を明らかにしたい」と力を込めた。

 

 

 

直前に「仕事もできひんのに」「お前いらんねん」
兵庫県警機動隊“パワハラで自殺”めぐる裁判で新証言

 

2022年12月1日(木) 17:56 読売テレビ

 

 兵庫県警機動隊で隊員が自殺したのは上司のパワハラが原因だとして、遺族が損害賠償を求めている裁判の控訴審が始まりました。遺族側は、上司に関する新たな証言を提出。裁判の行方は?

 

 自殺した木戸巡査の父・一仁さん「大地、いよいよ今度は大阪高裁に場所を変えて、一からの戦いが始まるよと。頑張ってくるから もうすこし待っとけよ…。報告してきました」

 

 息子の無念を晴らすための戦いの場は大阪高裁に移りました。

 

 兵庫県警機動隊、通称「マルキ」に所属する警察官だった木戸大地巡査(当時24)。7年前の2015年10月、独身寮で自ら命を絶ちました。

 

 部屋には、家族あての遺書がー。そして別の紙には、機動隊の先輩「A隊員」に向けた言葉もつづられていました。

 

 『あなたの思い描いた通りになってよかったですね。もうこれ以上、あなたに関わることはないですよ』

 

 記者「読売テレビですが、機動隊での自殺について伺いたいのですが、機動隊の中で何があったのでしょうか」

 A隊員「すみません、ちょっとすみません」

 記者「木戸巡査との間に何があったのでしょうか」

 A隊員「ちょっと、すみません」

 記者「あなた宛ての遺書が書かれたことについてはどう思っていますか。パワハラはなかったんですか」

 

 木戸巡査が自殺したのはA隊員のパワハラが原因だとして、父の一仁さんは2017年に兵庫県を相手に損害賠償を求める裁判を起こしました。

 

 裁判の過程では、数百枚に上る膨大な資料が警察側から開示されました。

 

 機動隊員ら延べ120人以上への聞き取り調査の報告メモには、A隊員が木戸巡査に対し、「運転員を辞めろ」などと叱責していたほか、ミスをした書類に「ボケ、木戸」と書いた付箋を貼っていたことも明らかになりました。

 

 今年6月、神戸地裁は、付箋を貼るなどの行為をA隊員のパワハラと認め、兵庫県に100万円の支払いを命じた一方、最大の争点だった自殺との因果関係については「自殺するほど強い精神的負荷を与えたとは評価できない」として認めませんでした。

 

 判決を不服とし、木戸巡査の父・一仁さんと兵庫県警側の双方が控訴する展開となった裁判。控訴審に向け、一仁さんと弁護側が機動隊員らへの聞き取りメモを見返す中、新たな証言が見つかりました。

 

 木戸巡査の父・一仁さん「どっかで誰かと(証言の)食い違いがあるんじゃないか。それを何回も見直して、見直して、空白の30分がみつかった」

 

 これまで、A隊員と木戸巡査が最後に接触したのは、自殺する3時間前の午前10時とされていました。このときも、木戸巡査は5分ほど叱責されていました。

 

 しかし、自殺する約1時間前の午前11時半ごろから、約30分にわたり、A隊員が木戸巡査を大声で怒鳴っているのを聞いたとの証言が見つかったのです。

 

 A隊員(木戸巡査に対し)「仕事もできひんのに」「お前いらんねん」

 

 その後、木戸巡査の顔は青ざめ、他の隊員に「大丈夫か」と声を掛けられる姿も目撃されていたということです。

 

 そして、叱責があったとされる時刻から約1時間たった午後1時ごろ。木戸巡査は機動隊の寮で自殺していました。

 

 1日から始まった控訴審で一仁さんは、この証言を新たな証拠として裁判所に提出しました。

 

 それに対し、県警側は「信用できる供述ではない」などとして、引き続き訴えを退けるよう求めています。

 

 なぜ息子は、命を絶たなければならなかったのか。真相が明らかになるまで、家族は戦い続ける覚悟です。


《カウンセラー松川のコメント》

警察官が自殺に追い込む様なまるで間接的な殺人に手を染めた。
そんな事を警察自身が認める訳がありません。
動かぬ証拠が出ない限りは、
加害者の行為と自殺との因果関係を徹底的に否定し続けるでしょう。
そして、現職警察官から原告有利な証言は期待出来なくても、
退職者が既に発生しているとすれば状況が変わる可能性はあります。
被告に不利な証言をしても勤務評定を気にする必要が無いからです。

御遺族の方へ
原判決を不服として控訴審に持ち込む以上は新たな証拠が必要です。
それを立証するのは大変かも知れませんが、
諦めないで探し続ける価値はあると思います。
被告に不利な証拠が見つかれば、
被告からの金銭解決による譲歩も見られるでしょう。
しかし銭金の問題ではなく、加害行為を認めさせるかどうかならば、
それはそれで大変な戦いになるかも知れません。

2022年12月1日木曜日

今治市消防の“パワハラ”問題を受けハラスメント対策研修会 「全体の意識が統一できた」

今治市消防の“パワハラ”問題を受けハラスメント対策研修会
 「全体の意識が統一できた」

 

2022年12月1日(木) 18:28 あいテレビ

 

愛媛県今治市の消防でパワハラなどの行為が繰り返されていた問題を受け、今治市消防本部は、全職員を対象に1日からハラスメント対策の研修を始めました。

 

1日朝、今治市消防本部の建物に続々と入っていく消防士たち。

こちらでは、1日からハラスメント対策の研修会が始まりました。

 

初日は、各消防署からおよそ80人が参加。

交渉の結果、冒頭に限って撮影が許可されました。

 

(講師 松藤尚太さん)

「皆さんの現在の状況、私も一市民として知っている」

 

研修会は保険会社の支社長が講師を務め、管理職の視点から対策をアドバイスしました。

 

今治市の消防では、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり救急用のチューブを鼻から差し込んだりしていたとして、先週、消防士2人が停職などの懲戒処分を受けました。

 

講師によりますと、研修会では具体的なパワハラ事例をもとに参加者がディスカッションを行いながら、指導の際、暴力や暴言は許されず、部下の資質や能力にあわせた指導が必要であることなどを確認したということです。

 

(今治市消防本部 白石勝志次長)

「業務の範疇に入らない指導はしないというところで全体の意識が統一できたと考えている」

 

(講師 松藤尚太さん)

「消防の現場で働いている皆さんは必要に応じて厳しい訓練や指導が当然場面としてあると思っているし、ハラスメントがそもそもどういうことか業務上必要な範囲を超えて行われるものであるとか定義をしっかりと行政でもしているので理解してもらうことに努めた」

 

一連の問題を受け愛媛県も2日、各消防のトップを集めた緊急の会議を開き、対策を呼びかけることにしています。


《カウンセラー松川のコメント》

早速のハラスメント対策研修会の開催。
本部の幹部の声が自画自賛に思えてしまうのは穿った見方でしょうか?
大切なのは管理職の視点ではなく、下位の者の視点です。
管理職として「ハラスメントでは無い」と解釈しても、
下位の者にとって「ハラスメントだ」と感じさせてしまってはダメなのです。
そして「暴力や暴言がダメ」なのは当然ですが、
「何が暴力で、何が暴言なのか」この点まで理解し納得出来ないと
研修は逆効果になります。