2021年12月29日水曜日

楠瀬・須崎市長、高幡消防組合長を辞職 不祥事相次ぎ引責

楠瀬・須崎市長、高幡消防組合長を辞職 不祥事相次ぎ引責

 

20211229日(水) 9:30 朝日新聞(羽賀和紀)

 

 高幡(こうばん)消防組合消防本部(高知県須崎市)の組合長を務める楠瀬耕作市長は28日、職員による不祥事が相次いだ責任を取り、辞職した。楠瀬市長は「組織のあり方を含め、住民に信頼される消防になるためにも責任を取るべきだと判断した」と語った。

 

 組合では昨年3月に高知地裁で須崎消防署(須崎市)の副署長による部下へのパワハラが認定され、今月6日には四万十清流消防署(四万十町)の消防士が新型コロナウイルス対策の持続化給付金を不正に受給していたとして停職6カ月の懲戒処分を受けるなど、不祥事が続いていた。

 

 また、27日には職員への手当支給でミスがあったとして、八木俊之消防長が減給10分の11カ月)の懲戒処分を受けた。組合によると、条例で定めた夜間特殊業務手当を、支給対象ではない職員112人に総額約141万円を支払っていたという。消防長は条例見直しの議論に参加していたにもかかわらず、4月の改正後も旧ルールを適用。楠瀬氏は「規範意識が低く、悪質性も高い」とし、任命責任は重いと判断した。

 

 高幡消防組合は、須崎市、四万十町、中土佐町、梼原町、津野町の14町で構成する一部事務組合。楠瀬氏の辞任に伴い、副組合長の中尾博憲・四万十町長が職務代理者を務める。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの2021年3月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 高幡消防パワハラ認定 組合に一部賠償命令 高知地裁判決 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
直接のハラスメント事案ではありませんが、
辞任の原因の一つに副署長によるパワハラが挙がっておりましたので
記事化致しました。
消防長には消防機関のトップが就任する場合と、
市町村の首長が就任する場合があり、高幡消防組合は後者の様です。
消防機関のトップと異なり、
首長の場合ですと消防機関に常駐する訳ではないので
どうしても監督不行届になりがちです。
また、消防の専門家ではないので、部下に任せきりにもなり易いです。
消防長は消防機関のトップが成るべきか、首長が成るべきか、
それぞれの長所短所がありますので一概にどちらが良いとは言えませんが、
通常の運営では首長だと兼務となり目が届き難くなるとは思います。

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