2021年12月8日水曜日

覆面パトカー運転中の速度違反を免れようとした山梨県警の警視を書類送検

覆面パトカー運転中の速度違反を免れようとした山梨県警の警視を書類送検

 

2021年12月8日() 19:21 テレビ山梨

 

覆面パトカーを運転中に速度違反を免れようとした山梨県警交通部の50代の男性警視が犯人隠避教唆の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは県警交通部の50代の男性警視です。

県警によりますと、警視は今年9月、山梨県甲州市勝沼町の国道20号で覆面パトカーを運転中に速度を25キロオーバーし、取り締まりをしていた警察官に停止を求められました。

しかし、違反を免れようと助手席の部下に赤色灯をつけるよう指示し、取り締まり中だと虚偽の説明をしてその場から走り去ったということです。

その後、県警の調査で警視らは取り締まりをしていなかったほか、部下へのパワハラも発覚したことから県警は警視を停職1か月の懲戒処分としました。

警視は「取り締まりを行う立場で示しがつかなかった」と説明し、12月8日付で依願退職したということです。

また助手席に乗っていた30代の男性警部補についても犯人隠避の疑いで書類送検しました。



※ 他社のニュースも掲載致します

覆面パトで速度違反、助手席の部下に「追跡中」とウソつかせる
…交通機動隊長を書類送検

 

2021年12月9日() 12:25 読売新聞

 

 山梨県警は8日、覆面パトカーを運転中に速度違反をした上、取り締まりを免れようとしたとして、県警交通機動隊長の丹羽保明警視(56)を犯人隠避教唆の疑いで甲府地検に書類送検し、停職1か月の懲戒処分とした。丹羽警視は同日付で依願退職した。

 

 発表などによると、丹羽警視は9月27日午前11時頃、甲州市の国道20号で覆面パトカーを運転中、制限速度の時速60キロを超える85キロで走行。取り締まり中の日下部署員に止められたが、助手席の部下に指示して「違反車両を追跡中」と虚偽の説明をさせ、赤色回転灯をつけて走り去った疑い。同署からの連絡で発覚し、丹羽警視には交通反則切符(青切符)が交付された。同日は秋の全国交通安全運動期間中だった。

 

 また、県警は調査の過程で、丹羽警視が特定の部下に対し、役職に見合った仕事を与えなかったり、業務から外したりするなどのパワハラ行為をしたと認定。総合的に判断して懲戒処分を決めた。

 

 関係者によると、交通機動隊長が自ら覆面パトカーを運転して取り締まりに出ることは異例。丹羽警視は「部下に積極的に範を示そうと思った」などと説明しているという。

 

 同乗していた30歳代男性警部補についても犯人隠避の疑いで書類送検し、本部長注意の処分とした。監督責任を問い、交通部幹部2人も口頭注意とした。

 

 大泉雅昭警務部長は「警察の信用を著しく失墜させ、極めて遺憾。おわび申し上げる」とコメントした。

 

 

 

覆面パトカーで速度違反、見逃し依頼か
 山梨県警の警視を書類送検

 

2021年12月9日() 10:24 朝日新聞(永沼仁)

 

 山梨県警は8日、交通安全運動期間中に公用車で速度超過違反をし、交通反則切符の処理を免れようとした50代の男性警視を、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。警視は同日、依願退職した。

 

 県警によると、警視は927日午前、甲州市内の国道20号を公用車(覆面パトカー)で、法定速度を25キロ上回る85キロで走行。速度超過違反で停止を求められた際、違反を見逃してもらうため助手席の30代の警部補に指示し、赤色回転灯を点灯させて「交通取り締まり中」と説明させた。警視の行為は犯人隠避教唆の容疑、警部補は犯人隠避の容疑にあたるとして、それぞれ128日付で甲府地検に書類送検された。

 

 また警視は、職場内で特定の部下を業務から外すなどパワハラ行為もあったという。

 

 県警は「幹部職員がこのような事案を起こしたことは、警察に対する信用を著しく失墜させるもので、極めて遺憾であり、深くおわび申し上げます」との大泉雅昭警務部長コメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

交通機動隊と言う交通取締を主たる任務とする部署の隊長が
自ら交通違反をした上に保身の為に部下に虚偽の発言をさせる。
しかも、日常ではパワハラもしていたのですから、
もう腐敗警官として立派なものです。
言い訳の「部下に積極的に範を示そうと思った」も怪しいものです。

被害者の皆様へ
ここまで腐った上司の下での勤務は気苦労も計り知れないと思います。
こんな上司が鬼畜されて幸いでしたね。

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