精神障害労災、初の1000件 過去最多、カスハラ原因目立つ
2025年6月25日(水) 17:57 共同通信
厚生労働省は25日、仕事によるストレスが原因で精神障害を発症し、2024年度に労災認定を受けたのは1055件(対前年度比172件増)だったと発表した。6年連続で過去最多となり、初めて千件を超えた。このうち自殺や自殺未遂に至ったのは88件(同9件増)。原因別で、初めて通年で集計したカスタマーハラスメント(カスハラ)が108件で、全体で3番目の多さだ。
原因別の最多は「パワハラ」224件、次いで「仕事内容・仕事量の大きな変化」119件。カスハラは23年度から原因項目に追加され、7カ月分で52件だったが、通年の今回は、セクハラの105件を上回った。今回の108件中78件が女性だった。
年齢別では、40代283件、30代245件、20代243件と続く。業種別では「医療、福祉」270件が最も多かった。請求件数についても3780件(同205件増)で過去最多となった。
仕事で心の病、過去最多 労災認定1055件 24年度
2025年6月25日(水) 18:15 時事通信
厚生労働省が25日発表した2024年度の労災補償状況によると、仕事による強いストレスが原因となった精神障害の労災認定は前年度比172件増加の1055件だった。
初めて1000件を超え、過去最多を更新した。
原因では「上司からのパワーハラスメント」が224件と最も多く、次いで「仕事内容・仕事量の大きな変化」の119件。「顧客や取引先、施設利用者などからの著しい迷惑行為」のカスタマーハラスメントも108件に上った。
2024年度精神障害による「労災認定」が過去最多1055件
初の1000件超 「パワハラ」要因が最多 厚生労働省
2025年6月25日(水) 18:37 東京放送
仕事によるストレスが原因でうつ病などの精神障害を発症したとして、昨年度に労災認定されたのが1055件に上り、初めて1000件を超えたことが分かりました。
厚生労働省によりますと、昨年度、仕事によるストレスが原因でうつ病などの精神障害を発症し労災認定された件数は、前の年度から172件増えた1055件と過去最多となり、集計を始めた1983年度以降、初めて1000件を超えました。
要因としては、▼上司などからのパワーハラスメントが最も多く224件。次いで、▼仕事内容や仕事量の変化が119件、▼いわゆる「カスタマーハラスメント」が108件でした。
また、脳や心臓の病気で労災認定されたのは、前の年度から25件増えた241件でした。
「労災」申請・認定件数が過去最多 精神障害の認定は1000件超
2025年6月25日(水) 19:16 日本テレビ
長時間労働や心理的なストレスで病気になったり、自殺したりした場合に申請できる「労災」が申請件数、認められた件数ともに過去最多でした。
厚生労働省によりますと、昨年度、過重な労働や仕事での強いストレスで、脳や心臓の病気や、精神障害になったとして、請求された労災の件数は、過去最多の4810件でした。
このうち労災と認められ、補償が支給されたのは、同じく過去最多の1304件でした。また、精神障害の労災認定が1055件と初めて1000件を超え、原因別では「上司などからのパワハラ」が最も多かったということです。
厚生労働省は、「人間関係や仕事環境の変化で強い心理的負荷を感じる労働者が一定数いる」として、精神障害の増加の理由について早急に検証するとしています。
《カウンセラー松川のコメント》
便利な世の中になると共に生き難い世の中にもなっています。
「やった者勝ち」「何かをするとハラスメント」「明るい未来が見えない」
そんな中であれば、頑張る甲斐も無いでしょうから、
心の支えも生まれなくなるでしょう。
コロナ禍で世の中は悪い方に傾きましたが、それが完全には戻りません。
皆が楽な方へ向かうほど、実際は苦しい結果を生み出しています。
「政治が悪い」「経済が悪い」
それが原因かも知れません。
しかし、一人ひとりが「利他主義」となれば、
もう少し生き易い世界になるはずです。
世界的な動きとならなくても、せめて日本国内だけでも。
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