職員が性被害訴えた社福法人を県が「女性活躍推進企業」に認証、
障害児施設の管理契約更新でも事実確認せず
2025年6月14日(土) 6:31 読売新聞
滋賀県が対応を検証、有識者「理解しがたい」
元女性職員は、元理事長から長年にわたって性暴力やセクハラを受けたとして、2020年11月に東京地裁に提訴。同地裁は24年10月、元理事長の性加害とグローの安全配慮義務違反を認める判決を出した。
県はこの間、グローを女性活躍推進企業に認証し、障害がある子どもらが利用する「県立むれやま荘」と「信楽学園」の指定管理者の契約を2回にわたって更新。その際、性暴力やハラスメントの有無などについては「訴訟に委ねる」として、グローへの事実確認を行わなかった。
判決後、県は弁護士や福祉分野の有識者ら5人から県の対応に問題がなかったか意見を聴取。「事業を委ねる立場から事実確認を行い、性暴力やハラスメントを許さない姿勢を示すべきだった」とし、指定管理者の契約についても「県民感情に照らして理解しがたい」と苦言を呈された。
県はこの日、「原告や県民の受け止めに対する配慮が欠けていた」と陳謝。指定管理者の審査基準にハラスメント防止の視点を盛り込むなどの対策を取ることを明らかにした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼滋賀県、グローに厳重注意 知事「指定管理が適切か確認」
これの続報です。
指定管理者は行政が民間に仕事を委託するシステム。
ぶっちゃけて言えば、役所が企業に丸投げする制度。
問題の有無なんて役人にとっては無関係なこと。
投げた仕事が進捗してくれれば、それで良しなのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿