2025年6月11日水曜日

職員に「バカか」・机たたき叱責、佐賀県上峰町長がパワハラ否定…「加害者と被害者がいないと成立しない」

職員に「バカか」・机たたき叱責、佐賀県上峰町長がパワハラ否定
…「加害者と被害者がいないと成立しない」

 

2025年6月11日() 8:35 読売新聞

 

 佐賀県上峰町の武広勇平町長が複数の町職員への暴言や長時間の叱責(しっせき)を指摘された問題を巡り、武広町長は10日の町議会一般質問で、「私はパワーハラスメント自体を認めているものではない」と述べた。

 

 武広町長は昨年10月、一部報道でパワハラ疑惑を報じられたのを受けて記者会見し、2009年の町長就任以降、町職員に「バカか」などと発言したり、机をたたきながら叱責したりしたことを明らかにした。

 

 一方、10日の町議会一般質問では、被害者とされた人から、パワハラ被害を否定する内容の書面を受け取ったとして、「パワハラは加害者と被害者がいないと成立しないが、(被害者とされた人は)被害を訴えていない」と説明した。

 

 その上で、「私の言葉が受け取る側にとって非常に厳しいものであったことは深く反省する」と述べる一方、「パワハラ問題としてくくられることには違和感がある。パワハラ(に当たるかどうか)は司法の判断が必要だ」と主張した。

 

 また、町長の過去の言動を対象にした第三者による調査も行わない方針を示した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2024年12月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「バカか」佐賀県上峰町長の暴言や長時間叱責の問題で、公益通報の窓口を内部と外部に設置へ
これの続報です。
加害者とされている町長は
「パワハラは加害者と被害者がいないと成立しないが、
(被害者とされた人は)被害を訴えていない」
とのことですが、
暴言や長時間の叱責を聞かされている周囲の職員が不快に感じれば、
それでもパワハラの要件には該当します。
ハラスメントは直接の被害者だけでなく、間接の被害者も存在する事が
見落とされがちな点に注意です。

被害者の皆様へ
選挙で選ばれたから何をしても構わない訳ではありません。
首長であれ、議員であれ、無法な行為に対しては
臆することなく声を挙げて健全な職場にしましょう。


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