個室に呼び出し高圧的に非難
石川県の小松市民病院 30代職員がパワハラで減給
2025年6月3日(火) 19:39 北陸放送
職員を個室に呼び出し、長時間にわたって高圧的な態度で責め立てるパワー・ハラスメントを行ったとして、石川県小松市は、小松市民病院の30代職員を減給の懲戒処分にしました。
石川県小松市によりますと、懲戒処分を受けたのは小松市民病院に勤める30代の技師で、2021年度に同じ職場の職員4人を個室に呼び出したうえ、3時間以上にわたって高圧的かつ一方的に非難・叱責したとしています。
その後も複数回にわたって同じ職員に向かって高圧的な発言を繰り返し、2024年度になって日本ハラスメント協会に被害者が相談し、事案が発覚しました。
小松市は30代技師を減給1か月・10分の1の懲戒処分にするとともに、当時の管理監督者だった60代の主幹も戒告の処分としました。
宮橋勝栄 小松市長は「綱紀の粛正、服務規律の遵守を徹底し、ハラスメント対策を継続的に取り組んで参ります」とコメントしています。
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小松市職員がパワハラ 同僚を3時間超叱責、懲戒処分
2025年6月4日(水) 5:01 北國新聞
小松市は3日、同僚の男女4人に対し3時間以上にわたって一方的に高圧的な非難・叱責(しっせき)を行うパワハラ行為があったとして、市民病院医療技術部の30代技師を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。当時、管理監督者だった60代主幹も指導監督不適正で戒告とした。処分は5月20日付。
市によるとパワハラがあったのは2022年2月で、技師は勤務終了間際の時間帯に、同世代の同僚4人を個室に一斉に呼び出し、「給料に見合った仕事をしていない」などと叱責した。以前から4人の勤務姿勢に不満があったという。
市民病院は昨年4月から日本ハラスメント協会(大阪市)に相談業務を委託しており、同6月以降、同僚4人から順次相談があった。技師と同僚は今も同じ職場で働いている。市は個人の特定につながるとして技師の性別、詳細な所属などは明らかにしていない。
宮橋勝栄市長は「遺憾の極みであり、市民の皆さまに深くおわびする」とし、改めて綱紀粛正を徹底するとコメントした。
職場の先輩に“パワハラ”
市民病院30代技師が減給1か月の懲戒処分 石川・小松市
2025年6月4日(水) 15:06 テレビ金沢
石川県小松市の市民病院に勤務する技師が、同じ職場の先輩にパワハラ行為をしたとして、懲戒処分を受けました。
小松市によりますと、5月20日付で減給1か月の懲戒処分を受けたのは、市民病院に勤務する30代の技師です。
処分を受けた技師は、2022年2月に同じ職場の先輩4名を個室に呼び出し、3時間以上にわたって、一方的に高圧的な業務上の非難・叱責をするなど、パワハラ行為をしたということです。
行為から2年以上経った去年春に、精神的苦痛を受けたとする被害者からの相談で、事態が発覚。
聞き取り調査などを行った結果、パワハラ行為が数回確認されたということです。
また、適切な指導を行わなかったとして当時、管理監督者だった60代主幹が、戒告の処分を受けました。
小松市の宮橋勝栄市長は「市民の皆様の命を預かる組織において遺憾の極みであり、改めてハラスメント対策を継続的に取り組んで参ります」とコメントしています。
《カウンセラー松川のコメント》
私は以前から疑問視している内容なのですが、
パワハラにならない為の叱責方法として
「対象者を誰も居ない場所で叱責する」
を挙げられている方がいらっしゃいます。
ところが、一対一と言うのは、ハラスメントが起きても水掛け論になりますし、
人目がつかない為に逆にヒートアップする場合もあります。
だから、私は人目につかない場所での叱責をお勧めしません。
勿論、相手を衆人環視の下で恥をかかせる可能性はありますが、
叱責される人は、それなりのミスをしているのですから、
そこで恥をかくのも罰のうちだと割り切っています。
さて、今般の事案での問題点は
「3時間以上にわたって高圧的かつ一方的に非難・叱責した」
ことでしょう。
叱責ですから、一方的になるのはやむを得ないとしても、
3時間は長時間の限度も超えています。
被害者の皆様へ
泣き寝入りせずに、何処でも構いませんから相談する事は大切です。
今回はその奏功事例と言えましょう。
《追記:2025/06/04》
テレビ金沢の報道では、パワハラ被害者が先輩とのこと。
4人の先輩が被害を受けているのは、余程の弱みを握られているとか、
刑事法的に問題を起こす加害者だったのか、
変な疑問が湧いて来ました。
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