2025年6月9日月曜日

▼千葉県職員の21・7%「ハラスメント受けた」 最多はパワハラ 上司、同僚、議員からも

千葉県職員の217%「ハラスメント受けた」
 最多はパワハラ 上司、同僚、議員からも

 

2025年6月9日() 20:01 千葉日報

 

 千葉県は、県職員を対象としたハラスメントの調査結果を公表した。回答した8269人のうち、パワハラ、セクハラ、マタハラなどを受けたと感じた職員は1793人で217%を占めた。担当者は「まだハラスメントが多いことが分かった。研修の充実や相談窓口の周知を図ることで、さらなる意識向上を目指す」と話した。

 

 県総務課によると、アンケート調査は、職員が安心して働ける環境づくりなどを目的に2023年度から実施。今回は約1万人を対象に、昨年12月~今年3月まで回答を集めた。全職員対象のハラスメント防止研修の受講とともに回答を求めたことから、前回より回答率が向上。約5千人増の8269人が答えた。

 

 ハラスメントを受けたと感じた職員は計1793人。パワハラが1599人と最も多く、セクハラが328人、マタハラ等が114人だった。

 

 パワハラ内容は脅迫や侮辱、ひどい暴言などの「精神的な攻撃」が最多の1158人。「過大な要求」があったと答えた職員も605人いた。パワハラの行為者は上司が最も多く1197人だった。413人が「同僚から受けた」と答えた。議員からのハラスメントを訴える職員もいた。

 

 職員の意識向上を狙い、「見かけた」ハラスメントに関するアンケートも行った。ハラスメントを見かけた回答者は1933人で、行為者や行為内容も「受けた」調査と同様の傾向が見られた。

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