【速報】
JR西日本の社長「自らの不適切発言を謝罪」2023年の大雪時の対策本部で
…「社員を委縮させてしまい大変申し訳なく思う」
別会議での元役員の言動は「パワハラ」認定
「JR西日本は昔に戻ったと感じた」との社員の声も…
2025年6月13日(金) 14:01 毎日放送
JR西日本の長谷川一明社長は6月13日、社長退任前最後となる定例会見で、2023年2月の降雪時の対策本部の場で不適切な発言を行った点について、「その場にいた社員の方を委縮させてしまい、大変申し訳なく思っている。関係の皆様方にこの場を借りて改めてお詫びを申し上げたいと思う」と述べ、謝罪しました。
発言をめぐっては、「輸送障害等の事象が発生すると、会議等で社長など上級経営層が怒鳴るため、言い返せない雰囲気になる。上級経営層が心理的安全性の重要性を語っているが、どの口が言っているのかと思う」など、社員から厳しい声が上がっていました。
2023年の大雪時の輸送障害めぐる会議 当時の役員の言動の一部が「パワハラ」認定
6月5日に発表された2023年度と2024年度の安全管理体制に対する評価報告書や、JR西の説明によりますと、強い寒波が関西を襲った2023年1月に、大雪の影響でポイントが故障し、JR京都線などで列車の駅間停車=“立ち往生”が相次いだ問題をめぐり、事後に実施された検証会議の場で、当時の役員から担当社員に激しい叱責があったということです。
この当時の役員をめぐっては、ハラスメントがあるのではないかとする内部通報もあり、JR西日本は外部の弁護士からなる調査委員会を設置。調査委員会は、叱責の一部をパワーハラスメントと認定したということです。
JR西日本は叱責の文言・態様や、処分内容は明らかにしていませんが、当時の役員は、現在はグループ会社に籍を置いているということです。
長谷川社長も2023年2月の会議で「不適切な発言」
評価報告書やJR西の説明によると、その輸送障害の反省も踏まえ、2023年2月に急遽の降雪予報を受け対策本部を設置し、夕方のラッシュ時間帯にJR京都線の運転をストップして融雪機点火などの対応を取った際、長谷川社長が対策本部の会合の場に自ら出席。近畿統括本部の幹部らに“厳しい指導”を行いました。会合はWEB会議で他の社員も視聴できる状況だったということで、複数の社員が委縮したということです。
外部の弁護士からなる調査委員会は、長谷川社長の発言についてはパワハラと認定しませんでしたが、JR西は6月5日の会見で「経営幹部としては不適切な発言だった」と説明しています。
「JR西日本は昔に戻ったと感じた」との声も
しかし、第三者機関の評価報告書によると、ハラスメント認定された当時の役員の叱責や社長の言動などをめぐり、▽「JR西日本は昔に戻ったと感じた」▽「輸送障害等の事象が発生すると、会議等で社長や鉄道本部長など上級経営層が怒鳴るため、言い返せない雰囲気になる。上級経営層が心理的安全性の重要性を語っているが、どの口が言っているのかと思う」などの声が社員から上がったということです。
第三者機関は報告書で「輸送障害後の社会からの厳しい視線等、難しい局面であったことを理解しつつも、慎重にコミュニケーションを行うことが心理的に安全な職場づくりに重要」として、コミュニケーションの改善を求めています。
「社員を委縮させてしまい、大変申し訳なく思う」
JR西日本・長谷川一明社長
「ご指摘いただいた内容も含め、パワハラにあたるような発言を(当時の)役員が行ったことにつきまして、役員を代表して改めて心からお詫びを申し上げます」
「私長谷川としても、対策本部の場におきまして、厳しい口調で発言を行ったことにつきまして、その場にいた社員の方を委縮させてしまったということで、大変申し訳なく思っております。関係の皆様方、とりわけ、そうした社員の皆様にはこの場を借りまして改めてお詫びを申し上げたいと思います」
長谷川社長は18日に会長に就任
長谷川社長は6月18日付けで社長を退任し、会長に就任します。
会見で長谷川社長は、第三者機関からの不適切発言の指摘と、社長退任との因果関係については否定しました。
JR西社長、会議で叱責を謝罪 第三者機関報告書で指摘
2025年6月13日(金) 18:43 共同通信
JR西日本の長谷川一明社長は13日の定例記者会見で、2023年1月に大雪で多くの列車が立ち往生した事案を受けた対策会議の際、自身に行き過ぎた発言があったとして「その場にいた社員を萎縮させてしまい、申し訳なく思っている」と謝罪した。5日に公表された第三者機関の評価報告書で指摘されていた。
長谷川氏は具体的な発言を「はっきり覚えていない」とし、事案への対応を巡り段取りや仕組みを追及する中で厳しい発言をしたのではないか、との認識を示した。
既に自身を含む全役員がパワーハラスメントの研修を受けたとし「引き続き心理的に安全なチームづくりに取り組んでいく」と話した。
JR西・長谷川社長 幹部のパワハラ事案を謝罪
自身も別の会議で“厳しい発言”「社員を萎縮させ不適切だった」
2025年6月13日(金) 18:44 朝日放送
JR西日本の長谷川一明社長は13日の会見で、経営幹部による社内でのパワーハラスメント事案について謝罪しました。
JR西では2023年1月に起きた大雪による輸送障害の際、社内での検証会議で幹部が担当社員に厳しい叱責をしたとして、調査委員会がパワーハラスメントと認定しました。
長谷川社長は13日の会見で、パワハラ事案について「心からお詫びする」としました。また長谷川社長は会見で、自身も別の会議で、厳しい発言をする事案があったと明らかにしました。
パワハラとは認定されなかったものの、社員を萎縮させたことは不適切だったとして謝罪しました。
JR西は5日、第三者機関から受けた「安全管理体制」について評価報告書を公表し、報告書では「心理的安全性」の面で下位の者が上位の者にものを言いづらい風潮があるなどと指摘されています。
JR西日本社長、役員によるパワハラを謝罪「社員を萎縮させ、申し訳ない」
2025年6月13日(金) 22:11 神戸新聞(大島光貴)
JR西日本の長谷川一明社長は13日の定例会見で、2023年1月に大雪で京阪神地区の多くの列車が立ち往生した問題を検証する会議をめぐり、当時の役員の激しい叱責がパワハラと認定されたことを受け、「役員を代表して心からおわび申し上げる」と謝罪した。長谷川社長自身も別の会議で厳しい口調で発言したとして、「社員を萎縮させてしまったことは大変申し訳ない」と陳謝した。
役員によるパワハラは、鉄道の安全管理体制に関する第三者機関の評価報告書を今月5日に公表した際に明らかになった。報告書では社員への調査で、長谷川社長らから怒鳴られ、言い返せない雰囲気になるとの訴えもあった。
長谷川氏は自身を含む役員らが専門家の研修を受けたとし、「非常時も含め、コミュニケーションや仕事の進め方を改善したい」とした。報告書で複数の社員から「JR西は昔に戻った」とのコメントが寄せられ、「真摯に受け止め、立ち戻ることがないように進めていく」と強調。尼崎JR脱線事故の遺族らから厳しい意見があることについては「ご心配をかけ、深くおわびを申し上げたい」と述べた。
JR西日本・長谷川一明社長
「現場の社員を萎縮させる発言をしてしまった」
…役員のパワハラも謝罪
2025年6月14日(土) 12:50 読売新聞
JR西日本が社内会議での役員の言動をパワハラと認定した問題で、長谷川一明社長は13日の記者会見で、「役員を代表して心からおわびする」と謝罪した。別の会議で社長自身の言動も高圧的だったと指摘されたことについても、「現場の社員を萎縮させる発言をしてしまった」と陳謝した。
JR西によると、2023年1月に大雪で多数の列車が立ち往生した問題を受けた社内会議で役員によるパワハラがあった。内部通報を受けた調査を経て、役員は処分を受け、すでに退任した。また、今月5日に公表された第三者機関による報告書によれば、輸送障害が起きると、社長らが「どなるため言い返せない雰囲気になる」と複数の社員が証言した。
JR西は、パワハラ再発防止策として、社長を含めた役員を対象に外部講師を招いた研修を行い、役員の「ハラスメント防止」を行動規範で明文化した。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「JR西日本は昔に戻ったと感じた」との社員の声も… JR西日本の元役員が「パワハラ」 2023年の大雪時の輸送障害めぐる会議で担当社員を激しく叱責 安全管理体制に対する第三者機関の報告書が公表
これの続報です。
組織のトップは上でも下でも沈着冷静が理想です。
ところが、人は感情の動物でもありますし、
沈着冷静過ぎると「人間性が足りない」と評価されてしまう場合もあります。
そして、急を要する事態であれば、感情が先走ってしまうのも
やむを得ない時もあります。
厳しい言葉が悪いのではなく、人格否定や誤認が無ければ、
そこは日頃の関係性で問題を鎮静化可能でしょう。
しかしながら、顧みて反省をすることは大切ですし、
それを公の場で明らかに出来た事も評価して良いと思います。
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