2025年6月13日金曜日

「30年前からこのスタイル」調査特別委 町議のパワハラ行為あったと判断 町議は「記憶にない」宮城・丸森町

30年前からこのスタイル」調査特別委
 町議のパワハラ行為あったと判断
 町議は「記憶にない」宮城・丸森町

 

2025年6月13日() 18:39 東北放送

 

宮城県丸森町の職員が町議会議員からパワーハラスメントとみられる行為を受けたとされる問題で、町議会の調査特別委員会は「パワハラ行為があったと判断した」と報告しました。

 

この問題は、2017年、丸森町の職員が窓口で海川正則(うみかわまさのり)町議に「横着だ」などと叱責されて適応障害と診断されたものです。

 

13日の丸森町議会で特別委員会の調査結果が報告されました。

 

報告では、全職員対象のアンケート調査で、海川議員が大声で怒鳴っているのを目撃したと14人が回答していて、ハラスメント行為があったと認めざるを得ないと判断しています。

 

丸森町議会ハラスメント調査特別委員会 渡辺政已 副委員長

「議員は『30年前からこのスタイルだ』と話していますので、そういったところを改善していただくように強く申し入れていく必要がある」

 

海川議員は「記憶にない。いじめるつもりはなく、普段通りの対応」と話しています。

 

丸森町議会議員 海川正則 議員

「初めて聞いたから分からない。これから精査しないと分からないです」

 

議会では海川議員の辞職勧告決議案が可決されました。

 

今後、再発防止に向けた制度を検討することにしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月18日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼町議から“パワハラ”職員が適応障害に特別委員会が調査 宮城・丸森町
これの続報です。
首長や議員には「有権者から選ばれた自分は偉い」
と感じている例は枚挙に暇がありません。
首長は職員の上司に当たるので、敵対関係になるのは不都合でしょう。
しかし、議員は職員と上下関係にも無いので、
「俺は偉い」勘違いをすると、職員に対しての接し方も高圧的になります。
何年前からのスタイルだとしても、常識は変化しているので、
今は高圧的態度はパワハラと解釈される場合も多々あります。
自分の主義主張を通すのも構いませんが、社会情勢に合わせないと、
単なる自己中心的な姿勢とされ、時にはマナーや法令違反にもなりますので、
要注意です。

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