山形県川西町職員の自殺 公務災害に認定
2021年12月25日(土) 12:35 山形放送
過労死ラインを上回る時間外労働などが原因で、5年前に自殺した川西町の男性職員が労務災害として認定された。
2016年6月、川西町企画財政課に勤務していた安部幸宗さん(当時25)が自宅で自殺しているのが見つかった。亡くなる直前の1か月で時間外労働は180時間を超え、さらに遺族側は長時間労働のほか、パワハラやいじめが自殺の原因の可能性があると主張していた。
去年9月、三者委員会は自殺の原因を「長時間労働とそれを隠さなければいけない状況が心理的負荷となった」と認定した。遺族の意向を受けて町は、公務員災害補償基金の県支部に認定申請を行い、23日公務災害として認定された。遺族側の弁護士は認定を受けて、今後、町に対し、慰謝料を請求する予定。
《カウンセラー松川のコメント》
5年前の自殺が漸く公務災害と認められました。
長い時間を要するのですね。
しかし、遺族からは自殺の原因が長時間労働の他に
パワハラやいじめもあったとのこと。
この点も非常に気になります。
長時間労働自体がパワハラやいじめに起因していたとすれば、
加害者だけでなく組織としても管理責任を問われるべきです。
裁判となれば、この点も何らかの形で証拠として提出されるでしょう。
御遺族の皆様へ
認定までの年月は長かったと思います。
しかし、自殺の原因を究明するとなると、
裁判により証人や被告である町からの証言を引き出すしかないでしょう。
まだ長い月日と労苦や費用が必要ですが、
諦めずに頑張って真実を突き止めて欲しいと思います。
このような勤務環境は簡単に改善されないように思いますし、そもそも5年も経過してきているというのはそれ以上に他の職員も同様の環境にあるかも(あったかも)しれないですね。改善に踏み切ればできないことはないのですから、しっかり取り組んでほしいと願います。
返信削除大の大人がそう簡単に変わる訳もないですし、
削除加害者が特定されていなければ尚更に改善は難しいと思います。