2022年2月28日月曜日

【独自】1年生の4割が自主退学 パワハラか、学校は否定 千葉県南部の看護系学校 元生徒ら県に相談も…

【独自】1年生の4割が自主退学 パワハラか、
学校は否定 千葉県南部の看護系学校 元生徒ら県に相談も

 

2022年2月28日() 7:35 千葉日報

 

 千葉県南部の看護系学校で、本年度入学した1年生38人のうち約4割に当たる15人が自主退学したことが、千葉日報社の取材で分かった。複数の元生徒は取材に「教員によるパワーハラスメントがあった」と証言、改善を求め県に相談したという。学校側は退学の事実は認めたが、パワハラについては否定した。コロナ禍で看護師不足が叫ばれる中、地域医療の担い手育成の現場が揺れている。

 

 取材に応じた元生徒らは、特定の女性看護教員から「あんたみたいなばかに教えることはない」などとののしられたり、同級生の前で「あの高校は勉強しなくてもテストをクリアできる」などと出身校をからかわれたという。

 

 このほか、「校内で書類をテーブルに投げ付けられた」り、課題の提出が遅れ、謝罪し再提出したところ「もう留年だから」と言い渡されたとの証言も。髪型など容姿について笑われた生徒もいるという。

 

 生徒の中には精神面や体調の不良を訴えるケースもあり、取材に応じた1人は「医療従事者を目指している人が、あのような指導で夢を諦めさせられるのは腹立たしい」と悔しさをにじませた。

 

 これらの証言に対し、学校側は千葉日報社の文書による取材に答え、15人の退学を認めた上で「退学はとても残念だが、正当な理由で本人が決めたこと」と説明。

 

 一方で、パワハラについては「そのような事実はありません」と否定。「教員も何とか資格試験に合格させるように努力をしてきた」などとした。

 

 一方、医療技術者養成校の指導などに当たる県医療整備課は、生徒らから複数回にわたり校内でのパワハラについて相談を受け、学校側に連絡を取ったことを認めたが、「法令上、細かい人間関係など個別案件は指導できない」と説明した。

 

 厚生労働省がまとめた看護師等学校養成所に関する「入学状況及び卒業生就業状況調査」によると、同種の養成校で退学や留年などで卒業しなかった人の2020年度全国平均は175%、千葉県は84%だった。


《カウンセラー松川のコメント》

北海道の看護学校パワハラ事案が解決する前に
千葉県内の看護系学校でパワハラ事案が発生した模様です。
1年生の約4割が退学とは尋常な人数ではありません。
学校当局はあくまで「自主退学なので問題無し」と
書面上の事実を主張している様ですが、
既に千葉県当局には複数の生徒からパワハラの相談を受けており、
ニュースでもパワハラが具体的に報じられているので、
教員によるパワハラ加害の蓋然性は高いでしょう。
この様な学校には教員免許も不要なのでしょうし、
大切なのは収益とそれに直結する要因の資格試験合格率なので、
合格する見込みが無ければ、退学して貰っても構わないのでしょう。
如何にも私学らしい教育方針と言うより営業方針ですが、
当局の指導力を見極めた上での悪辣なパワハラと言えます。
このパワハラが事実ならば、民事訴訟に持ち込んで実名を公表しない限り、
まだまだパワハラ被害者の生徒は生み出されるはずです。

被害者の皆様へ
一人の力では弱いですが、複数の被害者がいらっしゃるのですから
団結して法廷闘争に持ち込んで、学校と被害者のどちらに正義があるか
しっかりと白黒着けた方が良いと思います。
このまま泣き寝入りしても、加害者が喜ぶと共に被害者が増えるだけです。

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