2022年2月4日金曜日

後輩に「朝まで寝ないで訓練しろ」パワハラ、横浜市消防士ら停職

後輩に「朝まで寝ないで訓練しろ」パワハラ、横浜市消防士ら停職

 

2022年2月4日() 21:41 神奈川新聞

 

 横浜市消防局は4日、パワーハラスメント行為などをしたとして港南消防署の男性消防士(30)を停職6カ月、領収書の偽造や虚偽の報告を行ったとして鶴見消防署の男性消防士(32)を停職2カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 

 同局によると、港南消防署の消防士は昨年4月~同11月、後輩の消防士6人に対して「朝まで寝ないで訓練しろ」などの不適切な言動を行ったほか、訓練中に頭や肩をたたくなどのパワーハラスメントを行った、としている。

 

 内部通報があり、調査で発覚した。男性消防士は「パワハラとは考えていなかったが、後輩には申し訳ない」と話しているという。

 

 また、鶴見消防署の消防士は昨年10月、職場の日用品購入のため交付された横浜消防生活協同組合の区別活動費1万9966円を紛失した際に、架空の領収書を作成して購入したように見せかけた、としている。

 

 消防局は「市民の信頼を大きく損ねたことを深くおわびします。再発防止に取り組んでまいります」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

「朝まで寝ないで訓練しろ」公安職の職場ではあるあるな言動です。
この発言の原因として、
 ① 出来て当然の事が出来ない
 ② 訓練すれば出来る事が出来ない
 ③ 出来ない事をやらせようとしている
 ④ 出来なくて構わない事をやらせている
以上のどれかによって、問題の本質も変わって来ます。
①や②ならば言ってしまうのも理解出来ますし、
①ならば当然とも言えるでしょう。
しかし、③や④は発言者の自己満足に過ぎず、
悪質なパワハラです。
他にも発言が問題視されているので、
多分第三者が耳にしても問題と感じる内容だったのでしょう。
勿論、①や②であっても、
隊員の仮眠も安全管理上必要な業務ですから
それを疎外する行為は問題です。
また、叩く行為も程度の問題ですが、
受けた側が悪意や憎しみを感じたら、
その時点でパワハラとなってしまいます。

被害者の皆様へ
パワハラ問題は一人より複数での解決が効果的です。
加害者の今後の動向にも注意を払ってください。
平気で意趣返しをする輩もいますから。

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