2022年2月28日月曜日

複数児童に体罰、不適切な指導 横浜の教諭2人を懲戒処分

複数児童に体罰、不適切な指導 横浜の教諭2人を懲戒処分

 

2022年2月28日() 19:31 神奈川新聞

 

 横浜市教育委員会は28日、児童に体罰を行った市立市場小学校(同市鶴見区)の男性主幹教諭(46)を減給3カ月にするなど、教職員2人の懲戒処分を発表した。

 

 市教委によると、同主幹教諭は昨年10月22日、放課後にタブレット端末の使い方を指導する際に感情的となり、児童の胸元をつかんだり両肩を両手で押すなどし、児童は窓ガラスに頭をぶつけ、衝撃で唇をかんで出血した。

 

 保護者からの連絡を受けて同校が同教諭の過去の指導について調べたところ、怒鳴って児童の胸などを押す行為を2019年~21年にかけて計8件、他の複数の児童にも行っていたことが分かった。

 

 市立末吉中学校(同区)の再任用の男性教諭(61)については、障害がある生徒に不適切な指導をしたとして、戒告処分にした。

 

 同教諭は昨年5月25日と同6月9日、担当する個別支援級の生徒に対し、障害特性に配慮のない言動や指示をした。

 

 生徒はその後欠席が増え、家庭で自分の頭をたたくような行為も見られるようになったとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

市立市場小学校の男性主幹教諭(46)について
「指導する際に感情的になり」とのことですが、正常な感情的な状態からでは
胸元をつかんだり両肩を両手で押す行為には至りません。
これの事案だけならば、児童の態度に問題があったのかとも推測しますが、
過去3年間で8件も複数の児童に対して同様の行為を行っていたとなると、
加害者は行動の抑制が出来ない時があると感じてしまいます。
単に懲戒処分を科すだけではなく、精神科医の診断を受けた方が良いと思います。
このままですと再発の可能性もあり、加害者や新たな被害者双方にとって
不幸な出来事となります。

被害者の皆様へ
ニュースでは加害行動の因果関係が分かりませんが、
教員からの暴力は非常に恐かったと思います。
心の何処かに傷となって残っているかも知れませんので
心身の不調を感じられたら、心療内科や精神科の受診をお勧めします。


市立末吉中学校の再任用の男性教諭(61)について
要支援の生徒への対応は特段の配慮が必要ですし、
その為の知識が必要ですし神経も使うでしょう。
どんな業界でもベテランが不注意でミスを起こすことはあるでしょう。
ミスを容認する訳ではありませんが、ミスを完全に無くすのは無理です。
大切なのはミスをどの様に回復するかです。
再発防止も大切ですが、ミス発生時の対応についても整備が必要なのです。

被害者の方へ
支援が必要な立場なのに心ない対応をされて辛かったでしょう。
先ずは慌てずにしっかりと心の回復に努めてください。
その為に専門家の力を借りるのも恥ずかしい事ではありません。
大切なのは通学出来る気持ちになる事ですから。

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