2022年2月25日金曜日

複数の部下にパワハラ 消防署長 停職1カ月 富岡甘楽広域本部

複数の部下にパワハラ 消防署長 停職1カ月 富岡甘楽広域本部

 

2022年2月25日() 6:05 上毛新聞

 

 複数の部下にパワーハラスメント(パワハラ)をしたとして、群馬県の富岡甘楽広域消防本部(伊丹浩消防長)は24日、富岡消防署長を務める男性職員(60)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は22日付。

 

 同本部によると、署長は2018年~昨年10月、当時部下だった8人以上の職員にパワハラをした。下仁田消防署長だった19年には同署の20代男性職員2人の頭を木製の棒でたたいた。20年には40代男性職員に、「何でそんなことも解決できないんだ。いつまでたっても万年係長だな」などと暴言を吐いた。この中には耳鳴りや睡眠障害、吐き気などの症状が出た職員もいたという。

 

 同本部の聞き取りに、署長は「被害者に精神的苦痛を与えてしまったことを謝罪致します。組織に与えた損害も大きすぎます。大変申し訳ありません」などと話し、言動を大筋認めているという。署長は3月末で定年退職の予定。

 

 同本部は22日付で、連帯責任として総務課長を消防長訓告処分とした。また、伊丹消防長は同日、同本部を管轄する富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合の榎本義法理事長(富岡市長)から、口頭で厳重注意を受けたという。

 

 上毛新聞の取材に、伊丹消防長は「地域住民の信頼を失い、不安を与えてしまって大変申し訳ない。信頼回復のため、職員の教育を徹底する」とコメント。同本部は全職員を対象とした法令順守の講習会を開催する予定だという。

 

 相次ぐ不祥事の再発を防ぐため、同本部は昨年1119日に検証委員会を設置。全職員を対象にしたアンケートや、それを基にした職員への聞き取りを実施し、その過程で発覚した。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

消防署長、部下に「お前は万年係長だよな」…会合では職員の頭たたく

 

2022年2月25日() 11:26 読売新聞

 

 富岡甘楽広域消防本部(群馬県富岡市)は24日、富岡消防署長の男性(60)がパワーハラスメントを繰り返したとして22日付で停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。停職中は総務課長が職務を代行する。

 

 同本部によると、男性は2018年頃から複数の部下に「お前は万年係長だよな」と話したり、消防関係者との会合で職員の頭をたたいたり、火災原因調査書の作成をめぐって担当職員を何度も責め立てたりして、複数の職員が精神的な不調を訴えた。同本部で不祥事が相次いで昨年11月に全職員にアンケート調査を実施した際、度重なるパワハラ行為が判明した。男性は昨年4月に署長に就任した。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラが何かを理解出来ないままの方が居るのですね。
ぶん殴ったり、怒鳴りつけなければ大丈夫だと勘違いしていたのでしょう。
管理監督者たる者、自分がするべき事だではなく、
自身や職場での禁止行為にも把握しておくべきです。
定年退職直前にパワハラ加害が判明とは、
天網恢々疎にして漏らさずですし、晩節を汚してしまいましたね。

被害者の皆様へ
自分に自身の無い者、能力が不足している者ほど
ハラスメントを行う傾向がありますので、
この様な者が上司になって本当に不幸だと思います。
せめてもの救いは、退職前にハラスメント加害が明るみになり、
加害者として懲戒処分を受けたことでしょう。


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