2022年2月8日火曜日

部下正座させ頭数十回たたいたか 3等陸曹を減給処分

部下正座させ頭数十回たたいたか 3等陸曹を減給処分

 

2022年2月8日() 16:13 テレビ神奈川

 

陸上自衛隊武山駐屯地は部下2人を廊下に正座させて頭を数十回たたくなどの暴行を加えたとして、男性3等陸曹を減給処分にしました。

 

減給10分の11カ月の懲戒処分になったのは、陸自武山駐屯地の第117教育大隊に所属する30代の男性3等陸曹です。

武山駐屯地によりますと男性3等陸曹は20186月、教育隊隊舎で、規律違反があった部下隊員2人に対し、廊下に正座させて雑誌で頭を数十回たたくなどの暴行を加えたということです。

部下隊員にケガはありませんでした。

教育大隊の聞き取りに対し、男性3等陸曹は暴行したことを認めていて、「体に苦痛を与えれば、しつけを理解すると思った」などと話しているということです。

 

また、男性3等陸曹の不適切な指導を容認したとして、48歳の男性陸曹長も減給30分の11カ月の懲戒処分になりました。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

部下に正座、冊子で頭数十回 陸自3曹と曹長を減給処分

 

2022年2月8日() 20:21 神奈川新聞

 

 新入隊員の頭をたたくなどパワーハラスメント行為をしたとして、陸上自衛隊は8日、武山駐屯地第117教育大隊(横須賀市)の30代の3曹を減給1カ月(10分の1)、上司の曹長(48)を同(30分の1)の懲戒処分とした。

 

 同駐屯地によると、2人は新入隊員の教育を担当。3曹は2018年6月8日、隊舎の廊下に部下2人を正座させ、冊子で頭を数十回たたいた。曹長は不適切な指導を容認した。

 

 陸上幕僚監部のハラスメント窓口に通報があり、発覚した。2人は「指導のつもりだった」などと話し、反省しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

この事案での問題点は2つです。
1つ目は、加害者の3曹はパワハラの意識があったか?
2つ目は、加害者上司の曹長は当該行為に対して不適切との認識があったか?
です。
そして、この事案が発生したそもそもの原因は何だったのでしょう。
規律違反が原因とのことですが、どの様な規律違反かによって
叱責の程度も変わると思います。
自衛隊としてパワハラ認定したということは本格的なパワハラでしょう。
冊子とは言え、数十回も叩いたのであれば、長時間の叱責と同様でしょう。
それに加害者も「体に苦痛を与えれば、しつけを理解すると思った」
とのことなので、被害者に対する人格否定が含まれている点で
これは故意犯であると認定されたのでしょう。
現代の公安職は職員の人権や人格を否定するのは御法度です。
その点を考えて、指導や叱責をしたください。

被害者の皆様へ
先ずは規律違反をしないこと。
命に関わる仕事ですから、規律違反に「軽い」や「小さな」はありません。
規律違反が業務の失敗や死に至る事もありますので。

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