2022年2月18日金曜日

ベトナム人実習生に暴行「落ちたことに」建設会社 国が認定取り消し

ベトナム人実習生に暴行「落ちたことに」建設会社
 国が認定取り消し

 

2022年2月18日() 8:42 朝日新聞(伊藤和也)

 

 ベトナム国籍の技能実習生の男性が日本人の同僚から2年間にわたり暴行を受けたと訴えた実習先の建設会社「シックスクリエイト」(岡山市)について、出入国在留管理庁は18日、暴行などの人権を侵害する行為があったとして技能実習計画の認定を取り消したと発表した。この処分により今後5年間、同社は技能実習の受け入れができなくなる。

 

 男性を支援する福山ユニオンたんぽぽによると、男性は2019年秋の来日後から約2年間、同僚から繰り返しほうきで殴るなどの暴力を振るわれた。蹴られて肋骨(ろっこつ)が3本折れたこともあり、その際には会社から「階段から落ちたことにしておけ」と指示されたという。実習先を監督する監理団体の岡山産業技術協同組合に相談したものの暴行はやまず、2110月、たんぽぽに保護された。

 

 入管庁は、こうした暴行の具体的な内容について「個々の事案に関わること」として明らかにしていない。同組合の対応に問題がなかったか引き続き調査を進めるという。

 

 古川禎久法相は18日の記者会見で、「決してあってはならないこと。今後とも技能実習生の保護を最優先としながら実習実施者等に厳格に対応し、制度の適正な実施を徹底する」と語った。


《カウンセラー松川のコメント》

以前から問題になっている外国人技能実習生制度です。
「技能取得はさせずに低賃金で雇用だけ」と
本来の趣旨を逸脱している利用者が居て、
その為に外国人を享久している組織があるのも事実でしょう。
こんな人権意識の欠落した経営者が存在するから、
奴隷商人の様な輩も現れるのです。
私自身は、この制度が体の良い奴隷制度の様に思えてます。
さて、今般の事案もハラスメントを逸脱しておりますが、
便宜上ハラスメントに分類し記事化しております。
従業員が同僚からの暴力で負傷したのに、
それを自損事故に誤魔化させていたそうです。
しかも、外国人技能実習生を管理する団体も被害者からの訴えを無視。
当に現代の奴隷制度ではありませんか。
行政もこれまで各種の事件が発生しているにも関わらず、
実効性のある対策は採っていません。
もう日本政府自体が奴隷制度を推進していると言っても過言ではありません。

被害者の方へ
正直、言葉ありません。
日本政府が承認している制度が奴隷同様のまま
今日まで続いているのは国民の一人として恥ずかしい限りです。

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