2022年2月23日水曜日

消防本部職員、部下に「お前と仕事したくない」「他の職員と代われ」…減給処分

消防本部職員、部下に「お前と仕事したくない」「他の職員と代われ」…減給処分

 

2022年2月23日() 21:10 読売新聞

 

 宮城県登米市は22日、建設総務課主事の男性職員(34)を懲戒免職にしたと発表した。発表によると、職員は昨年10月以降、無断で遅刻や早退を繰り返し、今年1月20日には市役所で話し合いをしていた上司の50歳代男性に「職員全員刺すか、何するか分かりませんよ」と脅迫した。今月16日、古川簡裁に脅迫罪で略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。

 

 また、市は市消防本部の係長級の男性職員(44)を減給10分の1(3か月)とした。部下に「お前と仕事したくない」「他の職員と代われ」などのパワハラ発言を繰り返した。いずれも処分は21日付。



※ 他社のニュースも掲載致します

懲戒処分等の公表及び市長、
消防長コメント(登米市・222日発表)22222

 

2022年2月22日(火)19:56 仙北郷土タイムス

 

本市職員に対し、地方公務員法第29条に基づく懲戒処分等を行ったので公表します。

 

○事案1 正当な理由のない欠勤及び職員に対する脅迫行為等について

 1、処分等の内容

 (1)処分年月日 令和4221

 (2)処分内容及び職員の所属・職名・氏名・年齢・性別

   免職 建設部建設総務課 主事 澤田裕幸(34歳・男)

 (3)非違行為の概要

 本件については、令和31019日以降において、無断遅刻・早退による欠勤を行い、所属長等が複数回にわたり出勤又は休暇届等の指示を行ったにもかかわらず、その指示に従わず令和4125日までの間、正当な理由のない欠勤を繰り返したものであります。

 また、令和4120日、建設部内において上司に対し「職員全員刺すか、何するか分かりませんよ。」などと申し向け、脅迫し、令和4126日に佐沼警察署に逮捕されたものであります。

 さらに、所属長に対する威嚇する行為や発言を行うとともに、欠勤による業務の遅延や、上司に対する脅迫行為により、建設部職員に負担や不安を与え、職場の秩序に大きな影響を及ぼしたものであります。

 

〇事案2 消防職員によるパワーハラスメントについて

 1、処分等の内容

 (1)処分年月日 令和4221

 (2)処分内容及び職員の役職階級・年齢・性別

   減給(10分の13月 係長級(44歳・男)

 (3)非違行為の概要

 本件については、部下職員に対し、個人を否定する発言や人格を否定する発言を行うとともに、他の職員とは異なる対応をするといったパワーハラスメントに該当する行為を行ったものであります。また、当該職員は、以前にも職員に対する暴力行為により厳重注意を受けていたにも関わらず、再びこのような事態を惹き起こしたものであります。

 (4)管理監督責任

 上記の懲戒処分に伴い、部下職員に対する管理監督責任として、管理監督職員4名に対し、下記の処分を行いました。

 ・訓 告 課長級(49歳・男)

 ・文書厳重注意 部長級(59歳・男)

 ・文書注意 次長級(55歳・男)、課長級(54歳・男)

 

〇市長コメント

 職員に対し、これまでも再三にわたり注意を喚起してきたにもかかわらず、服務規律や法令に反する行為が行われ、市民の皆様の信頼を損ねる事態となったことについては極めて遺憾であり、市民の皆様に対し深くお詫び申し上げます。

 当該職員並びに管理監督職員に対しては、厳正な処分をもって対処いたしました。

 今後、職員一人一人が高い倫理観を持ち職務に精励するよう指導するとともに、再発防止に努め、一日も早く市民の皆様方の信頼を回復できるよう最大限努めてまいる所存であります。

〇消防長コメント

 市民の皆様の生命、財産を保護することが職責である消防職員が、部下職員に対し職場内でこのような行為を起こしたことは、決して許されないことであり、市民の皆様に対し深くお詫び申し上げます。

 今後、再びこのような事態を惹き起こすことのないよう、職員一人一人が高い倫理観を持ち職務に精励するよう指導するとともに一日も早く市民の皆様方の信頼を回復できるよう最大限努めてまいる所存であります。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログではニュース前半はハラスメントと無関係なので言及せず、
ニュースの見出しとなった内容についてのみ言及致します。
この事案、役付きにもなった者の言動ではありませんね。
人事権が無ければ、部下も上司もお互いに相手を選べません。
それを選り好みする言動は勤め人として失格です。
こんな無礼な発言をされた部下だって
「お前と仕事したくない」「他の係長と代われ」と言いたいはずです。
ついでに「こんな使えない上司は不要」とも言いたいはずです。
実際にそこまで言われて上司としてどんな気持ちになるか、
体験させないと加害者は分からないでしょう。
まして、以前にも職場での暴力行為で処分を受けているにもかかわらず、
再度問題を起こしているのですから、減給程度で反省するか疑わしいです。

被害者の方へ
こう言う無神経な人間も社会には結構居ます。
もう「運が悪かった」としか言えません。
しかし被害に遭ったのは事実ですし、嫌な思いもされたでしょう。
どうか気を落とさずに、この加害者を反面教師として
今後の後輩や部下の育成に活用して欲しいと思います。

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