2022年2月9日水曜日

"門限遅れ"規定に基づかない「退寮処分」はハラスメント…2つの看護学院でのパワハラ認定 計53件に

"門限遅れ"規定に基づかない「退寮処分」はハラスメント
…2つの看護学院でのパワハラ認定 計53件に

 

2022年2月9日() 21:00 北海道文化放送

 

 北海道南部の江差町にある道立江差高等看護学院と紋別市の紋別高等看護学院で、教師による暴言などで適切な指導を受けられなかったと学生らが訴えている問題で、27日、第三者委員会は新たに1件のハラスメントがあったと認定しました。

 

 これで、看護学院をめぐるハラスメント認定は53件になりました。

 

 この問題は道立江差高等看護学院と紋別高等看護学院で複数の教師が学生に対して「ペンでぶっ刺すぞ」などの暴言を浴びせ、留年や退学に追い込まれた学生やその保護者が事実認定や被害救済を訴えているものです。

 

 第三者委員会は202110月、ハラスメントの有無の調査を申し出ていた学生・元学生30人とは別に申し出ていた江差高等看護学院の元学生1人と連絡が取れなくなっていましたが、その後この元学生から北海道に改めて調査を依頼する連絡がありました。

 

 これを受け同年12月以降、第三者委員会が元学生とハラスメントを行なった教員1人へ調査し、元学生へのハラスメントがあったことを認定しました。

 

 北海道によりますと、元学生が寮外での飲酒により入院し、門限に遅れたことに対し、教員が規定に基づかない「1か月間の退寮処分」としたことがハラスメントに該当すると認定しました。

 

 これで、2つの看護学院でのハラスメントの被害学生は15人となり、関係した教員は11人。認定件数は53件となりました。

 

 北海道は被害にあった他の学生同様に救済策を検討するとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年10月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 道立看護学院 第三者委パワハラ52件認定 訴えから1年以上「もっと早くにやるべきだった」 知事は謝罪 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
パワハラが1件追加で認定され53件となりました。
問題を起こした生徒が規定に基づかず処分を受けるのは
不適正な処分を受けたと言えます。
しかし、当該生徒の年齢は分かりませんが、
飲酒で入院し門限破りをしたのは悪質です。
もしも、未成年者であれば規定とは別に退学処分になっても止む無しです。
この点を踏まえる必要もあると思います。

被害者へ
規定外の処分を受けたのは不本意でしょうしパワハラでしょう。
しかし、そもそもその様な処分を受ける事態となった
自身の立場もこれを機に再度見つめてください。

※ お断り
学校教育法第百二十八条にて専修学校で学ぶ者は
[生徒]と称されております。
因って、ニュース等では学生と称しておりますが、
拙ブログでは法令に則り[生徒]と称しております。

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