2022年2月7日月曜日

女性記者が元長崎市幹部職員から性暴力受けたと市を相手取った訴訟が結審「長崎市は何もしていない」

女性記者が元長崎市幹部職員から性暴力受けたと市を相手取った訴訟が結審
「長崎市は何もしていない」

 

2022年2月7日() 19:14 テレビ長崎

 

15年前、女性記者が長崎市の幹部職員から取材中に性暴力を受けたとして、長崎市に対し損害賠償などを求めている裁判が、7日、長崎地裁で結審しました。

 

訴状によりますと、女性記者は20077月、長崎市の幹部職員から取材中に性暴力を受け、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断されました。

 

女性は休業や精神的苦痛などから、長崎市に対し、約7400万円の損害賠償と謝罪を求めています。

 

幹部職員はその後、自殺しました。

 

長崎地裁で開かれた裁判の最終意見陳述で、原告側は「長崎市は真摯に対応と言いつつ何もしていない。記者への暴行や根拠なき中傷はあってはならないと、明確に司法に示してもらいたい」と訴えました。

 

一方、長崎市側は原告側にも過失があったと主張していて、裁判は7日結審しました。

 

判決は、530日の予定です。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年10月18日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 性暴力訴訟 女性記者の本人尋問「市は誠実に対応したとは思っていない」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
原告と被告の全面対決ですが、第一審が結審しました。
被告の「原告側にも過失があった」との主張から
「加害者による行為の存在は認識している」と解釈出来ます。
その点では被告は弱気の反論なので、
原告の過失を認めさせて賠償額の減額を狙う戦法なのでしょう。

被害者へ
性被害に遭うも刑事告訴には持ち込まず、
民事訴訟だけ踏み切った点で理解に苦しみます。
この点について明らかにしないと、
社会的な理解を得られ難いと思うのは私だけでしょうか?

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