2022年2月21日月曜日

「マスクをつけろ」またしても消防でパワハラ 部下を蹴り消防職員が停職1カ月 山梨

「マスクをつけろ」またしても消防でパワハラ
 部下を蹴り消防職員が停職1カ月 山梨

 

2022年2月21日() 19:20 テレビ山梨

 

山梨県の峡南消防本部の50代の男性職員が部下を蹴り、停職1か月の懲戒処分となったことがわかりました。

停職1か月の懲戒処分となったのは、峡南消防本部の中部消防署に所属する50代男性消防司令です。

関係者によりますと消防司令は2月10日、20代の消防副士長が昼食後にマスクを鼻までかけずに同僚と話していたことに対し「マスクをつけろ」と叱責しました。その後「何笑っているんだ」などと怒鳴りながら蹴り、消防副士長は左の臀部に全治一週間のけがをしたということです。

峡南消防本部は消防副士長の申し出を受け調査しパワハラが確認できたとして、2月21日付で処分を決めたということです。



※ 記事作成後に報道されたニュースも掲載致します

どなる消防司令、部下のマスクを無理に引っ張り脚を蹴る
…パワハラで停職1か月

 

2022年223日(水) 12:51 読売新聞

 

 山梨県の峡南消防本部は22日、部下の脚を蹴るなどのパワーハラスメント行為をしたとして、中部消防署(身延町)に勤務する50歳代の男性消防司令を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は21日付。監督責任を問い、消防長を口頭注意、同署長を文書訓告とした。

 

 発表によると、司令は今月10日、20歳代の男性消防副士長にマスクの着用方法を注意する際にどなりつけ、右太ももを蹴ったり、マスクを無理に引っ張ったりするなどしたという。副士長が峡南広域行政組合の窓口に報告して発覚した。

 

 同消防本部は講習会やアンケート調査によって再発防止を図る方針。庶務課の若林洋和課長は「信頼回復のため、職員への指導を徹底したい」と話した。


《カウンセラー松川のコメント》

先日、南アルプス市消防本部でパワハラに関する懲戒処分が報道され、
その隣接する消防本部での事案です。
マスク着用の有無でなく、着用の状態についてが原因の事案です。
発生時間帯としては昼食休憩時間でしょうか。
昼食後で気の弛みもあったのかと思いますか、
鼻出しの状態で談話していたところを上司に咎められた模様です。
峡南消防本部は127人職員で3つの消防署で構成されており、
事案発生の中部消防署は46人で運用しております。
決して多くない人員での運用なので、
職員への感染にも十分配慮しなければならず、
上司としても相当に気を遣っていたのではないでしょうか。
マスク着用への叱責に対して、部下が馬鹿にした態度に見えたので
「何笑っているんだ」との発言に至った上での加害行為となったのでしょう。
蹴ったのは大変問題ですが、部下の対応はどうでしょう。
被害者と加害者で認識の差があったとは思いますし、
加害者の勘違いかも知れません。
談笑中であれば、マスクを掛け直して、そのまま談笑したのを
叱責に対して嘲笑したと誤解したのかも知れません。
この辺りについてはニュースからでは読み取れない部分もあります。
しかし、実際に負傷したとなると暴力行為となってしまうのは事実です。
少人数で運用している上にコロナ禍となると、
1人でも停職者が出すのは組織としても大変な決断だったと思いますが、
規定に基づき厳正に対応したのだと思います。

被害者の方へ
状況や実態は判明しない部分もありますが、
負傷されたのは災難だったと思います。

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