14日連続勤務でうつ病自殺 妻子が会社提訴、富山
2021年7月9日(金) 17:49 共同通信
2019年にガソリンスタンド運営会社に勤務する男性=当時(58)=がうつ病を発症し、誕生日前日に自殺したのは、重いノルマを課せられ14日間連続勤務をさせられるなどの過重労働が原因だとして、妻と子3人が9日、会社側に慰謝料など7596万円の損害賠償を求め富山地裁高岡支部に提訴した。
訴状によると、男性は1996年に富山県高岡市の会社に入社し、2009年4月から責任者として旗艦店を運営。16年、さらに2店舗を任された。
提訴後に記者会見した長男(31)は「責任を真摯に受け止めてほしい」と訴えた。
会社は取材に「訴状の内容がわからず答えられない」としている。
58歳過労自殺 遺族が賠償求め会社提訴
2021年7月9日(金) 19:00 北日本放送
おととし、高岡市の石油販売会社で働いていた50代の男性がうつ病を発症し自殺したのは会社側が過重労働の労務管理を怠ったことが原因だとして遺族が、会社と当時の社長に対し損害賠償を求める訴えを9日、富山地裁高岡支部に起こしました。
訴えたのは自殺した男性の遺族4人です。訴えによりますと、男性は、高岡市の石油販売会社でガソリンスタンドの運営を任されていました。
労働基準監督署は、男性が3か月に1度、ひと月に1000リットルのガソリンを売るというノルマを達成できなかったことや残業が月100時間を超えたことが原因で、うつ病を発症し、自殺につながったと労災認定しました。
訴えでは、会社と当時の社長が適切な労務管理を怠ったなどとしておよそ7600万円の損害賠償を求めています。
9日、原告のひとりである男性の長男が会見を開きました。
長男
「今でも悲しさと悔しさ、そしてどうしてこうなってしまったのかという思いで胸がいっぱいです。」
そして父親の遺書を公開しました。
長男
「『責任者として最低の結果を出してしまったことをおわび申し上げます。つらい、つらすぎる』過重労働が本人のみならず、多くの人を不幸にするリスクがあることを、改めて社会全体で理解しなければならないと考えています。」
会社は取材に対し「長時間労働にならないよう是正していた」として争う姿勢を示しました。
《カウンセラー松川のコメント》
既に自殺は業務過多によるうつ病が原因と労災認定されておりますので、
労務管理を怠った会社を遺族が民事で訴えたものです。
ノルマを達成できなかった事が、過重労働やうつ病の原因なので
これはパワハラにも当たります。
私企業として1円でも多く売り上げ、利益を多く出すのは使命ですが、
それを労働者に押し付けるのではなく、
如何に企業として健全に利益を上げるかを推進するべきなのです。
現場責任者に全て押し付ける発想は経営者の無能を示すものであり、
経営者失格とも言えます。
御遺族の方々へ
証拠をしっかりと揃え、相手の弁護士に言いくるめられない様に
しっかりと担当弁護士に法廷戦術を練ってもらってください。
民事訴訟は長期戦となり易いので、その覚悟もしっかりと持ってください。
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