2021年7月14日水曜日

上司の女性から「ばか野郎」、叱責4~5時間…介護職員の男性が自殺

上司の女性から「ばか野郎」、叱責4~5時間…介護職員の男性が自殺

 

2021年7月14日() 12:23 読売新聞

 

 仙台市太白区の医療法人「翠十字」に勤めていた男性職員(当時41歳)が自殺したのは、上司から受けたパワーハラスメントが原因だとして、男性の妻(48)らが法人に約6300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、仙台地裁(大寄麻代裁判長)であった。法人側は請求棄却を求めた。

 

 訴状によると、介護職員だった男性は2016年3月頃から、仕事のミスを契機に上司の女性から「ばか野郎」などと、長くて4~5時間に及ぶ叱責(しっせき)を受け、始末書の書き直しを繰り返し求められるなどのパワハラ行為を受けたと主張。男性はうつ病などと診断され、同年10月頃に自殺し、遺体で見つかった。

 

 原告の代理人弁護士によると、法人側は答弁書で「長時間の叱責はしていない」「自殺との因果関係はない」と反論したという。


《カウンセラー松川のコメント》

女性が加害者で男性が被害者と言う、嫌な男女同権な事案です。
「死ぬ前にどうして雅俗に相談をしなかったのか?」と
思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、
心を病んでしまうと発作的に死んでしまう事は少なく有りません。
さて、心を病んでしまった原因とされる職場でのパワハラですが、
被告となった法人は文書で「パワハラ行為は無かった」と主張。
水掛け論となってしまいました。
医師の診断で[うつ病など]とのことなので、
発病しているのは間違いありません。
では、発病の原因は何であったのでしょうか?
日記や遺書などの本人による記録が無いならば、
担当医の診療記録に残っているかどうが決め手になるでしょう。
提訴する程ですから、何かしらの確証はあるはずです。
今後の審理を見守るしかありません。

御遺族の方へ
家庭や交友関係とか健康問題での悩みが無いとすれば、
残るは仕事での悩みしかありません。
提訴された程ですから、何か証拠をお持ちなのだと思います。
どうか、長期間の審理となるかも知れませんが、
頑張って司法により真実を認めてもらってください。

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