問題が深刻化する前に手を打つことはできなかったのか
…道立看護学院パワハラ疑惑
2021年7月7日(水) 20:08 北海道テレビ
6日からお伝えしてきた道立看護学院でのパワーハラスメント疑惑。江差や紋別で訴えが上がっていますが、問題が深刻化する前に手を打つことはできなかったのでしょうか。
【休学中の学生】
「あなたは看護師になる価値はないと言われた」
【休学中の学生の保護者】
「あなたはおかしいあなたはおかしいって何度も言われたり」江差町の道立看護学院で浮上した、教師によるパワーハラスメント疑惑。そのパワハラにより学生が留年や休学、退学に追い込まれているという訴えが相次いでいます。
【休学中の学生の保護者】
「死にたいと何度も言うようになって死ぬよりは休んだほうがいいよねっていう感じでお休みさせるように」
【喜多記者リポート】
「ここまで問題が深刻化した1つの原因は道庁の対応の遅さです。去年9月の段階で匿名の苦情を受けていながらも、実際に調査に乗り出したのは半年が経った今年3月でした。」
【鈴木知事(4月9日)】
「私としては大変重く受け止めています」
「やはり速やかに進めていくことが重要だと私は考えていますので、その点指示をしましたし、対応をしていきたい」
「速やかに対応する」とした鈴木知事。
あれから3か月。
先週の会見では・・・。
【鈴木知事(7月2日)】
「可能な限り速やかに、このハラスメントに係る事実認定、これ行って救済策についても検討して学生の方々や教師に対して必要な対応、これを行っていきたいというふうに考えてます」
「速やかな」対応という言葉を繰り返すのみでした。
道によりますと、学院にいた教師は9人。このうちハラスメントの疑いがもたれているのは6人です。
取材を進めると、同様のハラスメントの訴えは2012年にも保護者から道に寄せられていたことがわかりました。
道の担当部署が保護者に宛てた文書です。
【文書の内容】
「学生を委縮させるほどの強い指導につきましては、行き過ぎであると考えます。
学生との意思の疎通を密に行いながら指導を行っていくことなどを指示したところです」将来お子さんが「立派な看護師」となって様々な分野で活躍されることを心よりお祈りしておりますと結ばれています。
しかし、訴えがあった翌年の江差看護学院の入学者30人に対し、3年後に卒業できたのは17人。
次の年は16人に対し、13人。
その次の年は26人に対し16人となっています。
道内の看護学校の平均卒業率がおよそ90%なのと比べると、低い割合です。
【休学中の学生】
「私が復学する予定なのが10月なので、それまでに(問題のある)先生方全員を解雇してもらって、きちんとした生活を送りたいです」
【スタジオ・依田アナ】
道立看護学院のパワーハラスメントをめぐっては2012年に江差で学生の保護者から道に相談がありました。
去年9月、そして1月にも相談が寄せられましたが道が第三者委員会を設置し調査を始めたのはことし5月です。
HTBではこの問題について引き続き取材を進めます。
皆さんからの情報提供もよろしくお願いします。
《カウンセラー松川のコメント》
とても教育機関、
しかも人の生命に関わる看護学校とは思えない実態です。
管理する道も営業活動する私企業ではないので
対応が他人事による及び腰となっているのが分かります。
適当に時間を掛けていれば沈静化すると思っていたのでしょう。
たかが、生徒の一人や二人どうにでもなると思いますよね。
それが役人根性です。
しかし、ここまで酷い状態と知って形だけでも対応しているのかも知れません。
今後の進展をきちんと見守りましょう。
被害者の皆様へ
マスコミも問題視しておりますので、
挫折せずに「悪い事は許さない」としっかり訴え続けてください。
やる気がないのが見え見え。
返信削除やろうと思ってたら、とっくに片づいてますわ。
こんな面倒臭い案件
削除異動したら無関係だと思えば
やる気なんて出ませんよ。
解決しても勲章も特別賞与も貰えませんしね。