2021年7月22日木曜日

体押し転倒、テスト点数公表…教諭1人で体罰・暴言8件 熊本市

体押し転倒、テスト点数公表…教諭1人で体罰・暴言8件 熊本市

 

2021年7月22日() 11:03 熊本日日新聞(臼杵大介)

 

 熊本市体罰等審議会は21日、力合小の保護者らが相談した1人の教諭による16件を審議し、2件を「体罰」、6件を「暴言など」に認定した。2020年度に審議会が始まって以降、教諭1人の件数としては最多。

 

 市教委によると、計8件は19、20年度に発生。このうち「体罰」は、長縄跳びの練習中に縄跳びの柄を投げた教諭が、児童に「やりすぎでは」と言われたため、体を押して転倒させた。また体育の授業中に、騒がしかったとして児童の首のあたりをつかみ、集団から引っ張り出して全員の前で強く叱責[しっせき]した。

 

 「暴言など」は、ボタンを留め忘れた児童に「セクシーだね」と言ったり、児童のテストの点数を他の児童の前で公表したりした。

 

 「体罰」や「暴言など」を受けた児童は12人。全員この教諭が担任をしていた。一時登校できなくなった児童もおり、教諭は「子どもたちに苦痛を与えて申し訳ない」と話しているという。

 

 残る8件中7件は「不適切な行為」と認定した。指導のために特定の児童の給食を中断させるなどしていた。1件は該当外。

 

 市教委は教諭の性別や年齢、現在の在籍校は、特定される可能性があるとして明かさなかった。教諭の処分を検討している。


※ 続報がありましたので掲載致します

教師、反応少ない児童に英語で「言っている意味わかるか」
…暴言と認定

 

2021年7月25日() 10:35 読売新聞

 

 熊本市教育委員会は21日、体罰等審議会を開き、力合小の教諭が2019~20年度に行った行為2件を体罰、6件を暴言と認定した。

 

 発表によると、長縄練習の指導に対して「やりすぎではないか」と意見した児童を押して転倒させた行為と、体育の授業中に児童の首付近をつかんで引っ張り、強く叱責(しっせき)した行為を体罰と認定した。

 

 また、長縄に引っかかった児童に「うまくできんなら抜けろ」と大声で叱責した行為や、反応の少ない児童に「言っていることの意味がわかるか」と言い、英語で話しかけた行為など6件を暴言と認定。同じ教諭の他の行為7件についても不適切な行為と認定した。

 

 教諭の処分については今後、市教委が検討する。


《カウンセラー松川のコメント》

[長縄跳びの練習中に縄跳びの柄を投げた教諭]
投げた理由が記されていないので判断のつけようもありません。
いきなり投げつけたとしたら、それは尋常ではありませんので、
教員の職から外した方が良いです。
ところが教委側もそこまでは踏み込んでいません。
そうなると「やりすぎでは」と言った児童が批判的にも受け取れます。
教員が叱っている行為に対して児童如きが批判すれば激高するでしょう。
いや、本当は大人気無いですよ。子供の発言にいちいち腹を立てていれば。
しかし、騒がしかったとして児童の首のあたりをつかみ、
集団から引っ張り出して全員の前で強く叱責したらダメなのですか?
騒いだ児童を叱るのは当然でしょう。
間違い無く問題なのは「セクシーだね」発言。皮肉だとしてもセクハラです。
テストの点数を他の児童の前で公表も今は問題視されるでしょう。
昔でも問題なのでしょうけど、
その頃は「言われて恥ずかしい点数を取るのが悪い」でしたから。
当該教諭は激高し易いタイプなのだと思いますので、
良い生徒の集まる学校でないと勤まらないと思います。
今の児童生徒は自由に生きてますし、
その様な家庭教育を受けている子供が多いですから。

【追記:2021.7.27】
2020年度から小学生でも英語は必修化しているので
あえて英語で話し掛けているのかも知れませんが
真意は分かりません。


被害者や保護者の方々へ
教員を非難するのは簡単ですが、
我が子がきちんと学校生活を送っているかも
確かめた方が良いかも知れません。
但し、お子さんが真実を話すかはまた別問題ですが。

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