2021年7月28日水曜日

「ポンコツ」「処分する」と部下にパワハラ発言した2等陸佐、懲戒処分に…朝霞駐屯地 発言した理由は

「ポンコツ」「処分する」と部下にパワハラ発言した2等陸佐、
懲戒処分に…朝霞駐屯地 発言した理由は

 

2021年7月28日() 9:45 埼玉新聞

 

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は27日、部下の隊員にパワハラ行為を行ったとして、同駐屯地東部方面警務隊所属、50代の2等陸佐男性を戒告の懲戒処分にした、と発表した。

 

 同駐屯地によると2等陸佐は2019年9月19日と26日、千葉県習志野市の習志野駐屯地で、30代の男性隊員に「ポンコツ」「処分する」などと人格を否定する発言をして精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させた。2等陸佐は「上司に報告せずに上級部隊に報告したことを巡り、指導した」と話しているという。 


《カウンセラー松川のコメント》

警務隊とは軍隊で言う憲兵隊。憲兵とは軍隊内で警察業務を行う職種。
即ち、自衛隊内の警察です。
よって規律については、他の職種以上に厳正でなくてはならないです。
その警務隊でパワハラ事案の発生です。
原因は部下が「上司に報告せずに上級部隊に報告した」からとのこと。
組織に於いては命令も報告も直下や直上に行うのが道理であり、
平時にこれをやらないことを[頭越し外交]と称し、
禍根を残す事があります。
今般の事案は当に禍根を残した事案の結果と言えます。
何故、上司に報告せずに上級部隊に報告したのか、
その理由が分からないと問題解決には至りません。
「パワハラはけしからん」と言うのは簡単ですが、
因果関係がある事案については、その原因も検討しないと、
再発する可能性があります。

被害者の方へ
通常の報告過程を経なかった理由は何でしょうか?
もしも、理由無く上司を飛ばして報告したのならば
組織で活動する上では問題行動でもあります。
それとも、加害者に問題があるので、
この様な報告過程になったのでしょうか。
それならば、この際ですからきちんと問題を表面化して
上司の処分も検討してもらう機会ですね。

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