2021年7月29日木曜日

【長崎】体罰で教職員2人を懲戒処分 県教委

【長崎】体罰で教職員2人を懲戒処分 県教委

 

2021年7月29日() 19:08 長崎文化放送

 

 長崎県教委は、顧問をしている部活動の生徒に体罰を行ったとして、大村市の県立高校職員と佐世保市の中学校教諭を懲戒処分にしました。

 

 戒告処分を受けたのは大村市内の県立高校に勤める50歳の男性実習助手と、佐世保市内の中学校に勤める57歳の男性教諭です。

 大村市内の県立高校の男性職員(50)は、今年64日(金)の正午過ぎ、顧問をしている部活の生徒が、数日前に注意していたにも関わらず部室の鍵の管理を怠ったため激高し、生徒の顔を拳と平手で56回ほど叩きました。

 生徒は右頬が腫れ、口の中が切れるなどのけがをし、自宅で弟に出来事を話したところ、保護者に伝わり、保護者から連絡を受けたことで学校が把握しました。

 さらに、高総体の宿泊先で体罰が発覚したことを知った男性職員は、被害生徒が宿泊している部屋を訪れて状況を聞く中で「お前と関わって不幸だ」と不適切な発言をしました。

 後日、職員は校長立ち合いのもと被害生徒の保護者に謝罪しましたが、保護者から「近づけないでほしい」と要望があり、本人には直接謝罪していません。被害生徒は「男性職員と関わりたくない」と話していて、男性職員は校長から無期限で部活を離れるよう指導されています。

 男性職員は「被害生徒、保護者に対して大変申し訳なく思っている。二度とこのようなことは起こさない」と反省の言葉を口にしているということです。

 

 佐世保市の中学校の男性教諭(57)は、今年526日(水)の午後4時すぎ、顧問をしている野球部の部員17人中11人が練習時間になってもグラウンドに出てこず、部室の中で着替えもせずに応援歌を歌うなどふざけあっていたことに怒り、部室の扉を外から施錠し部員を1時間25分閉じ込めました。

 当時、閉じ込められた部員の1人が気分を悪くしましたが、その後の聞き取りでは心身への後遺症はみられず、登校や部活に行きたがらない部員はいないということです。

 男性教諭は前任校で、マナーが悪いと感じた他校の野球部を人権を侵害するような発言で指導したり、言うことを聞かない部員の胸ぐらをつかみ強い口調で叱責したりしたことで市教委などから指導を受けていて、今年3月までの1年間体罰の再発防止のための研修を受けていました。

 男性教諭は「以前から指導や研修を受けていたのにも関わらず不適切な指導をして大変申し訳ない。指導された感情のコントロールができなかったこともそうだが、私の感覚や資質が足りなかったことを改めて反省している。自分が情けない」と話しているということです。

 男性教諭はいったん部活から離れましたが、保護者から「部活の指導に戻してほしい」と要望があり、1週間後から指導に戻っています。

 

 県教委は「勤務時間内外に関わらず教職員としての使命感や倫理観を自覚することを強く促し県民の信頼回復に努める」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

県立高校の男性職員(50)について
被害者は口の中が切れたので傷害事件ですよ。
平手だけでなく、拳で殴ったのですから、
これだけで言い訳も出来ませんし、もうパワハラなんかではありません。
しかし、この事案の原因は被害者にあるとも思えます。
数日前に注意していたにも関わらず部室の鍵の管理を怠ったとのこと。
高校生にもなって数日前に注意された事が守れないのもどうなのでしょう?
余計なひと言でしょうけど「お前と関わって不幸だ」本音でしょうね。
暴力大好き人間でもない限り、
懲戒処分の可能性大の事なんてしたくなかったでしょうから。

被害者の方へ
暴力を振るわれたのは純粋に被害者です。
しかし、なぜ殴られたのかも考えてみる必要はあります。
「殴られる程の事はしていない」とは言っても
相手を激高させているのは事実です。
今般は口の中が切れる程度でしたが、
学校の外で相手次第では殺されるてしまうかも知れません。
殺されてしまったら、もう人生お終いです。
先ずは注意された事は必ず守る事も覚えてください。


中学校の男性教諭(57)について
懲戒の方法に多少の問題はありましたが、
指導者としては放置していては駄目です。
結果論とすれば体調不良を起こした部員が発生した事が
問題を大きくしたのでしょう。
勿論、行為自体も監禁罪ですから、この点にも注意してください。

被害者の方々へ
部活やりたくなかったら、辞めて良いからね。
真面目に活動する部員にとって邪魔な存在だから。


0 件のコメント:

コメントを投稿