2021年7月21日水曜日

パワハラで消防司令補ら2人処分 食事に激辛ソース…「いじりだった」

パワハラで消防司令補ら2人処分
 食事に激辛ソース…「いじりだった」

 

2021年7月21日() 15:32 北日本新聞

 

 富山市は21日、同僚の消防職員にパワハラを行ったとして、市消防局の男性消防司令補(41)と男性消防士長(34)の2人を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にした。訓練中の苦しい表情を撮影した動画を会員制交流サイト(SNS)に投稿したり、激辛ソースを食事に混ぜて食べさせたりしていたという。

 

 消防局によると、パワハラ行為があったのは昨年12月~今年2月。消防司令補は腕立てや懸垂などの体力訓練の様子を撮影してSNSに掲載した。消防士長は激辛ソースを食事に混ぜたり勤務交代前や除雪中など本来の訓練時間以外に体力訓練をさせたりしたほか、仮眠中に布団に訓練用の人形を入れて睡眠を妨げた。

 

 被害に遭った職員から相談を受けた家族が、市消防局に連絡して発覚した。聞き取りに対し、2人は「場を盛り上げる『いじり』のつもりだった」と話しているという。市消防局は被害を受けた職員について、プライバシーに配慮し、性別や年齢、所属消防署などは非公表とした。

 

 21日に記者会見した市消防局の石井誠総務課長は「あるまじき行為で、心からおわび申し上げる。再発防止に努める」とした。管理監督責任を問い、上司である課長級の男性職員2人を訓告とした。


※ 別記事も掲載致します

富山市消防局 パワハラで職員2人減給処分

 

2021年7月21日() 18:56 北日本放送

 

 消防職員に対し、パワハラ行為を行っていたことが分かったとして、富山市消防局は21日付けで40代と30代の男性職員2人を減給処分としました。

 

 富山市消防局の記者会見

 「本当に申し訳ありませんでした」

 

 処分を受けたのは、41歳の男性消防司令補と34歳の男性消防士長です。

 

 富山市消防局によりますと、2人は去年12月ごろからことし2月にかけて、消防職員1人に対しパワハラ行為を繰り返していたということです。

 

 具体的には食事に辛いソースをかけて無理に食べさせたり、訓練時間以外に追加の訓練をさせたりしていました。

 

 ことし3月末に被害を受けた職員の家族から消防局へ相談があり発覚したもので、被害者本人は「パワハラ」を受けていた認識はなかったということです。

 

 富山市消防局 石井誠総務課長

「(皆は)盛り上がっているように見えた。ところが事実は被害者は無理をしていたということでございます。」

 

 

 聞き取りに対し処分を受けた2人は、「いわゆる『いじり』だったが、それがエスカレートした」と話しています。

 

 富山市消防局は、再発防止策として第三者を含む相談窓口を増やすことしています。


《カウンセラー松川のコメント》

如何にも脳筋体育会で発生しそうな事案です。
「被害者本人はパワハラを受けていた認識はなかった」とのことですが
被害者が「この程度は仕方無い」と完全に諦めていれば
パワハラを受けている認識が無い場合もあります。
しかし「事実は被害者は無理をしていたということでございます」
とのことですから、これは明らかにパワハラの名を借りた虐めです。
41歳の男性消防司令補と34歳の男性消防士長が
「いわゆる『いじり』だったが、それがエスカレートした」との言い訳も
自分達の頭の悪さと精神年齢の低さを露呈させているだけです。
真っ当な神経の持ち主ならば
「本人の苦痛に気づかず申し訳ないことをした」とか
自己弁護せずに反省に徹して語るはずですから。

被害者の方へ
本当は辛かったのは我慢して耐えられていたのではないでしょうか?
その我慢強さはきっとこれからの人生で役立つはずです。
そして被害に遭ったことで「何をしてはならないのか」も
実感されたかと思うので、今後の指導に活かして欲しいと思います。
また、心身に何か不調がありましたら、躊躇せずに専門医の診察を受けてください。

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