2021年7月5日月曜日

県職員(43)が同僚女性にわいせつな言動 「好みの髪型だ」と触り、胸元のぞき込む 「明確にNOと言われず...」 3年繰り返す 停職2カ月

県職員(43)が同僚女性にわいせつな言動
 「好みの髪型だ」と触り、胸元のぞき込む
 「明確にNOと言われず...」 3年繰り返す 停職2カ月

 

2021年7月5日() 17:41 長野放送

 

長野県は5日、同僚女性へのわいせつな言動やセクシャルハラスメントがあったとして、建設部の現地機関の男性主査(43)を停職2ヵ月の処分にしたと発表しました。

 

県によりますと、この職員は同僚女性の髪形や化粧をチェックする言動を繰り返したほか、「好みの髪型だ」と髪の毛に触り、胸元をのぞき込む仕草をするなどの不適切な行為をおよそ3年に渡って繰り返したということです。

 

女性は「職場の雰囲気を壊したくない」と黙っていましたが、今年に入り体調を崩して休んだことで発覚しました。

 

聞き取りに対し、職員は「ハラスメントとは判っていたが、明確にノーと言われず、相手の気持ちを都合よく解釈していた。大変申し訳なかった」と話しているということです。

 

一方、「2人はよく話をしている関係だと思っていた」として被害に気付かなかった上司については、県は処分対象とはしないものの、職場での対応などを指導をしたということです。


《カウンセラー松川のコメント》

加害者の「ハラスメントとは判っていたが・・・」との弁に
腹立たしさを覚えました。
要するに故意犯だった訳です。
いくら相手の拒否反応が無かったとしても、
ハラスメントと判っているのですから、
これほど質の悪い事案はありません。
上司も上手い事を言って逃げ切ったと思います。
しかし、職場で男性が繰り返し女性の頭髪に触れているのは、
健全な職場環境とは思えません。
例え交際している関係であっても、
職場では相応しくない行為ですから、
管理監督者として男女双方に口頭指導するべきです。
そうすれば、女性が被害者である事も分かった可能性はあります。
上司としての能力に著しく欠如していると感じました。

被害者の方へ
セクハラの被害は訴え難いのも理解出来ます。
無頓着な上司に訴えても
「最初は、あなたから誘ったのではないか?」
「嫌と言わない、あなたにも問題はある」
この様に加害者を擁護して、事案を揉み消そうとする可能性もあり、
そうなると被害者だけが追い詰められてしまうのです。
ストレス過多による体調不良ですから、
心因性となり回復には時間を要するかも知れませんが、
きちんと専門医の診察を受けて、治療を頑張ってください。
そして、社会復帰されますことを祈念しております。

2 件のコメント:

  1. こりゃあかん。言い訳も通じませんわ。

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    1. ハラスメントは面倒な事案なので
      この様な”見て見ぬ振り”をする上司も増えそうな予感です。
      20世紀の頃から学校の虐め問題で
      その様に対応している教員は多かったですからね。

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