2021年7月7日水曜日

上司に無視され続けストレスで耳の機能低下…看護師が医療法人を提訴 パワハラでうつ病発症

上司に無視され続けストレスで耳の機能低下
…看護師が医療法人を提訴 パワハラでうつ病発症

 

2021年7月7日() 19:33 関西テレビ

 

勤務していた病院でパワーハラスメントを受け、うつ病などを発症したとして、看護師の女性が医療法人に損害賠償を求め提訴しました。

 

訴えによると、女性は3年前、医療法人「愛仁会」が運営する病院で、勤務していた際に上司の看護師から無視され続けたことなどからストレスで耳の機能が低下しました。

 

上司の看護師はその症状を知りながらインカムを使用する仕事を指示するなど、女性は約8カ月にわたりパワハラを受けたということです。

 

また、勤務先の相談窓口に被害を訴えた際は、パワハラをしていた上司を面談に同席させると告げられたということです。

 

女性はうつ病を発症して、現在も働くことができていないということで、上司にあたる看護師と医療法人「愛仁会」に約800万円の損害賠償を求めています。

 

【原告の看護師】

「私は黙っていたら次の犠牲者を生むと思った。黙っていたらまたよくある話で終わってしまう」

 

「愛仁会」は取材に対し「疾患に関して労災認定されていないため因果関係はないと認識している」と話しています


《カウンセラー松川のコメント》

加害者側は「労災認定されていない」とのことですが、
労災の申請をしていなければ認定もされません。
記事では労災に関して触れておりませんので、
何とも言えませんが、
裁判所で因果関係が認定されれば、それまでです。
また、被害者が相談窓口へのパワハラの訴えに対して
「加害者を同席させる」と説明したのが事実ならば
あまりにも常識に欠ける対応ではないでしょうか?
この様な非常識な対応を病院がしていたとすれば、
パワハラは本当に有ったと思いたくなります。
被害者が提訴に踏み切ったとすれば、
それなりに勝てる算段があるのでしょうから、
マスコミ対策でも真摯な対応をした方が良いと思います。
そして、ハラスメント相談窓口は部外者に任せた方が
相談内容が直接に勤務先に伝わる訳ではありませんし、
専門家が対応するならば、この病院の様な対応はしませんので
被害者にとっても、雇用者にとっても安心な環境が築けます。

被害者の方へ
裁判はこれからです。
時間と苦労と費用が掛かりますが、諦めずに頑張って欲しいと思います。

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