2021年7月22日木曜日

「業務に臨む姿勢に腹立って」部下隊員に暴言や机蹴る"パワハラ"…投書で発覚 幹部自衛官を懲戒処分

「業務に臨む姿勢に腹立って」
部下隊員に暴言や机蹴る"パワハラ"
投書で発覚 幹部自衛官を懲戒処分

 

2021年7月22日() 11:15 北海道文化放送

 

 複数の部下の隊員に威圧的な言動をするなどいわゆる「パワハラ行為」をしたとして、陸上自衛隊の幹部自衛官が懲戒処分となりました。

 

 停職4日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊北部方面対舟艇対戦車隊に所属する40代の男性幹部自衛官です。

 

 男性幹部自衛官は20203月ごろから20215月下旬ごろまでの間、複数の部下隊員に対して威圧的な言動などをして精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させました。

 

 自衛隊によりますと男性幹部自衛官は部下に対し、日常的に人格を否定するような発言をしたり、自らの机を蹴ったりするなどの言動をしていたということです。

 

 5月末に所属する隊に匿名の投書が寄せられ、幹部自衛官による「パワハラ行為」が記載されていたことで事態が発覚しました。

 

 これまでに部下隊員らから相談などは寄せられておらず、退職した隊員も確認されていません。

 

 内部での調査に男性幹部自衛官は深く反省している上で「部下隊員の業務に臨む姿勢に腹が立ってやった」などと話しているということです。

 

 陸上自衛隊は721日付で停職4日の懲戒処分とし、男性幹部自衛官は職務を継続する意思を示しているということです。

 

 陸上自衛隊北部方面総監沖邑佳彦陸将は「常日頃から隊員に対し教育及び指導を実施しているところではありますが、今回のような事案が発生したことは誠に残念です。今後さらなる服務教育及び指導の徹底を図り、ハラスメントの絶無に努めていく所存です」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

体育会系職場特有の事象ですね。
日常的に人格攻撃は攻撃された者に留まらず周囲の者を萎縮させ
職場環境を悪化させる行為です。
但し、加害者の談として「部下隊員の業務に臨む姿勢に腹が立ってやった」
とありますので、
「今ドキの者は」とか「こんな気持ちで務まるのか」と言う気概が
パワハラ行為に至ったのかも知れません。
先日も当直勤務中に半長靴を脱いで勤務していた陸自隊員を
叱責し過ぎてパワハラ事案に至った件もありますので、
自衛隊の職場内で平和呆けや役人根性が発露していないか
それも気になります。
いくら自衛隊でも勤務中始終緊張していては
毎日の勤務にも支障が出るかも知れませんが、
民間企業とは異なるので多少の厳しさは必要だとも思います。

被害者の方々へ
退職に至らず、それはそれで何よりですが
心身に不調が見られる様でしたら専門医の診察をお勧めします。

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