2021年7月14日水曜日

授業中に大声で叱責・ロッカーたたき大きな音…教員44人が不適切指導

授業中に大声で叱責・ロッカーたたき大きな音…教員44人が不適切指導

 

2021年7月14日() 18:51 読売新聞

 

 さいたま市教育委員会は、2020年度に市立小中学校で体罰をした教職員は1人(前年度3人)、暴言などの不適切な指導を行った教員は44人(同66人)だったと発表した。市教委はこのうち8人を厳重注意処分とした。

 

 厳重注意処分を受けた教職員の内訳は、体罰が1人で、授業中に複数回説明したことを間違えたり、話を聞く態度が悪かったりした児童の頭などを触った。暴言など不適切な指導のケースは7人で、授業中に大声で叱責(しっせき)したり、指導中にロッカーをたたいて大きな音を立てたりするなどの威圧的な指導を行った。


《カウンセラー松川のコメント》

先ずここで改めてお断りしておきますが、
教員は指導をする立場であり、児童生徒は教わる立場。
この関係は在学中は変わる事はありません。
決して[対等な立場にはならない]と言うことです。
よってそこには常に上下関係が発生しているのです。
勿論、教える側が暴君になって良い訳ではありませんし、
教わる側の人権を蹂躙して良い訳でもありません。
しかし、教わる側には礼儀が必要です。

さて、今般の事案の中にも
[話を聞く態度が悪かったりした児童]が原因となっている
事案があります。
この様な態度を取る事自体が間違いであり、
それは厳しく指導されて然るべきです。
この事案では[頭などを触った]が体罰として扱われています。
触っただけで体罰と責められるのですから、
こんな腐敗しかけた教室に対して
真っ当な姿勢で職務執行など臨みたくないでしょう。
教科書を音読させて、テキトーに試験をして、
無事に次の学年に送り出せば懲戒処分にはなりませんから。
警察が武器を使用したり、大人数で職務執行をするのは
容疑者を威圧する為でもありますが、
これは容疑者がその様に仕向けているのであり、
警察の職務執行が毎度の様に武器使用や大人数での対応ではありません。
教員が威圧的な対応を取るのも、
児童生徒側に全く問題が無かったのでしょうか?
最近の学校での事案を知る限りでは、教員の一方的な問題とは思えません。
クレームを入れる保護者、クレームを安易に受け取る行政。
どちらも、教員の責任にしてしまうのが一番簡単な処置です。
双方共にこれで問題無く満足でしょう。
今はそれで解決しても、将来の教育行政にどれだけマイナスになっているか。
この時の当事者はどちらももう関わらないから、どうでも良いのでしょう。
ところが、未来の子供達には[熱血教師]と出会うこともなく
単に教科書を追うだけの学校生活になってしまうでしょう。
その原因を作った者達は何の責任を負うこともありません。
ただ、未来の子供達に幸せが訪れないだけです。

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