2021年6月15日火曜日

全柔連、パワハラ疑惑の検討結果を公表

全柔連、パワハラ疑惑の検討結果を公表

 

2021年6月15日() 6:34 産経新聞

 

全日本柔道連盟(全柔連)は14日、東京・講道館で理事会を開き、前事務局長によるパワーハラスメント疑惑をめぐり、ハラスメントのない職場づくりを推進する「21世紀職業財団」の伊岐典子会長や弁護士らが全柔連の対応に問題がなかったかを検証した「検討会」の報告書を公表した。

 

パワハラ疑惑の対応を一任された山下泰裕会長が、前事務局長と連絡が取れなくなったため懲戒処分手続きを進めず、結局は処分もされず退職したことについて「顧問弁護士に相談するなどして、懲戒処分の完結に向けて別の方法を取ることは可能であった」と指摘した。一方で、疑惑を公表しなかった点は「ルールに反した行為とは言えない」とした。

 

山下会長は記者会見で「真摯(しんし)に受け止めたい」などと述べた。

 

この日の理事会では、役員改選のための新たな候補として山下氏らを承認。29日の全柔連評議員会で新役員が決まり、新理事による互選で会長や専務理事などの役職を決める。

 

山下氏は任期2年の会長3期目が有力視される。日本オリンピック委員会(JOC)会長を兼務し、前事務局長のパワハラ疑惑が発覚した際、「職責を全く果たせていない」と辞任を示唆したが、この日は「周りが負担を受け入れてくれる状況に感謝している」と語った。


《カウンセラー松川のコメント》

伊岐典子氏どんな方か調べてみたところ、元は労働官僚なのですね。
経歴では労働を扱っておりますし、
現職の団体会長としても労働問題を扱っている様ですが、
実際にどこまでハラスメント問題に詳しいかは分かりません。
弁護士については法解釈についてのアドバイスでしょうね。
少なくても見栄えの良い検討会メンバーではあります。
しかし「過ぎてしまった事を蒸し返してもしょうがない」と
言わんばかりの報告ですね。
被害者に対する配慮を全く感じません。
結局、本当に検討だけして、当事者である山下会長も
「そうですね」で終わり。
自浄作用には期待しない方が良いみたいです。

被害者の方へ
団体なんてこんな程度です。
騒ぎになれば慌てるし、火も消そうとしますが、
それも揉み消し出来ればそれで良し。
これは、どこでも大差ありません。
何せ競争相手が居ないのですから、
イメージの良し悪しとかも無関係で済むので
問題が消えればそれで良しなのです。
申し訳ありませんが、役所や団体とはそんな風潮なのです。

2 件のコメント:

  1. 柔道の山下さんと言えばヒーローでしたね。応援したものです。しかし、この件では潔さを感じない。めちゃめちゃダサいって思いますわ。

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  2. 「名選手が名監督に非ず」と言われてますが、
    やはり組織の責任者やトップになるには
    それなりの覚悟と共に知恵や知識に経験も必要だと思います。

    「トップに初めて成る人に経験なんて」と
    言われてしまうかも知れませんが、
    トップの経験が無くても、トップの側について仕事をすれば
    その気があれば学べる事はあるはずです。

    帝王学なんかもそうですよね。

    やっぱり戦績を残しただけで
    組織のトップに祭り上げてはダメなのですよ。
    スポーツ庁長官だって、仕事なんてしてないでしょ?

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