スーパー社員過労自殺「控訴断念を」遺族ら労働局などに申し入れ
2021年6月4日(金) 16:26 毎日新聞(小坂春乃)
島根県内でスーパーを展開する「ウシオ」(出雲市)の社員、高木教生(のりお)さん(当時36歳)=同市=の過労自殺訴訟で、労災と認めた5月31日の松江地裁判決を受け、高木さんの遺族や支援者が4日、島根労働局と松江地方法務局を訪れ、控訴を断念するよう申し入れた。
島根労働局では、高木さんの母栄子さん(74)が代表を務める「山陰過労死等を考える家族の会」の三浦一雄事務局長が金坂正也・労災補償課長に申し入れ書を手渡した。申し入れ書では「残された遺族は、自死から11年8カ月余にわたり傷つき深い悲しみの中、誠実に生きてきた教生さんの無念を晴らそうとたたかってきた。判決を真摯(しんし)に受け止め、控訴しないことを強く要請する」などとしている。
金坂課長は「気持ちを承った。要請はすぐ厚労省の担当に伝える」と述べた。同労働局には既に全国から約40の同趣旨の申し入れが届いているという。栄子さんは「控訴があるかと思うと不安で胸が苦しい。良い返事が返ってきたら」と話した。
《カウンセラー松川のコメント》
判決については拙ブログ
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: スーパー社員「過労自殺」労災認定 国の処分取り消し 松江地裁 (mms119.blogspot.com)
にて採り上げておりますが、
その続報として掲載致しました。
御遺族としてはパワハラは認定されなくても
過労による自殺だけは裁判所で認めたのだから
その趣旨を汲んで欲しいのは当然の事だと思います。
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