2021年6月18日金曜日

教え子の男子生徒にわいせつな行為をした元教諭の男に有罪判決…「進学の悪影響を示唆し悪質」

教え子の男子生徒にわいせつな行為をした元教諭の男に有罪判決
…「進学の悪影響を示唆し悪質」

 

2021年6月18日() 17:57 読売新聞

 

 教え子にわいせつな行為をしたとして、児童福祉法違反などに問われた千葉県北西部の公立中学校元教諭の男(29)(懲戒免職)に対し、千葉地裁松戸支部は17日、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。

 

 判決によると、男は2月21日、野田市内の自宅で男子中学生にわいせつな行為をするなどした。男は前任校でこの生徒の所属する部活の顧問だった。新崎長俊裁判官は「関係を絶とうとした被害者に対し、高校進学への悪影響を示唆して犯行に及んでおり、悪質だ」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

性的欲望を満たす為に若い相手を探すのに教員ほど最適な職業はないでしょう。
学級担任なら進路に関する影響力、教科担任なら成績評価に関する影響力、
部活顧問なら選手選考や活動評価に関する影響力と児童生徒に対して
圧倒的優位な立場に居られます。
教員自身の生活実態が昔と変わっているのと同時に
長時間労働やクレーム対応と言った職場環境の悪さから
人間的に優秀な人材が集まり難くなれば、
それだけ欲望に忠実な輩が教員として採用される確率は高くなります。
いくら、指針を厳しくしても、一線を越える輩が居ることは
犯罪者が無くならない社会を見ていれば一目瞭然です。
教員による犯罪を抑止するには、
厳罰化よりも優秀な者が採用出来る環境作りだと思います。

被害者の方へ
辛い少年期を送られた事でしょう。
実刑判決は下りませんでしたが、有罪であったと言うことで
行為の悪質性は認められました。
控訴の有無は被告と原告の考え次第ですので、
それを考えるのは止めましょう。
その代わりに、御自身がどれだけ前向きに生きられるかを
これからも進んで考えて行かれてはいかがでしょうか?

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