2021年6月3日木曜日

部下の親族が勤務する企業に「コロナでたんじゃろ」…消防署課長を口頭注意

部下の親族が勤務する企業に「コロナでたんじゃろ」
…消防署課長を口頭注意

 

2021年6月3日() 13:03 読売新聞

 

 愛媛県新居浜市消防本部が、部下への不適切な発言があったなどとして、南消防署に勤務する50歳代の男性課長を消防署長による口頭注意処分にしていたことがわかった。5月21日付。

 

 同消防本部によると、課長は4月以降、同僚らがいる前で部下の男性に対し、親族が勤務する企業名を挙げ、「あそこコロナが出たんじゃろ」と話しかけるなどした。部下の男性は5月下旬、うつ病と診断されて休職しているという。

 

 同消防本部は読売新聞の取材に、「パワーハラスメントには該当しないと判断した」と説明。部下の男性が休職している理由については「課長の発言を含め、私生活など複数のストレスが重なったことが原因」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

消防本部は「パワハラには該当しない」との認識ですが、
同僚の前で被害者の親族が勤務する企業名を挙げて「コロナな出た」と言うのは
[個の侵害]に当たる可能性もありますので対応には注意を要します。
また被害者がうつ病で休職とのことですが、
この課長によるパワハラが原因ではないかと推測しております。
「あの企業からコロナが出た」との発言だけで、
うつ病になることはありませんし、
当該発言がパワハラに当たらないならば処分対象にもならないはずです。

被害者の方へ
小さな職場なので波風を立てたくないお気持ちは十分分かりますが、
泣き寝入りをしても、また被害に遭う可能性は高いです。
証拠や証人が確保出来るならば、
パワハラ問題として正式な手続きを取るのも一つの方策です。

0 件のコメント:

コメントを投稿