2021年6月1日火曜日

反対!“#就活セクシズム”…「スカート、短髪押しつけないで」

反対!“#就活セクシズム”…「スカート、短髪押しつけないで」

 

2021年6月1日() 21:52 日本テレビ

 

きょうは、企業による採用面接の解禁日。「女性らしさ」「男性らしさ」を押しつけない就職活動への動きが広がっています。

 

■反対!“#就活セクシズム

就活で、「服装や見た目の男女らしさを押しつけるのをやめて欲しい」。

就活で性別に基づく固定観念を押しつけるのは“就活セクシズム“だとして反対署名を集めている人たちがいます。団体「SSS(Smash Shukatsu Sexism)」代表の水野優望さん。

水野さんは学生時代に「男性」「女性」と当たり前のように区別される環境に性的少数者の当事者としても違和感を覚え、就活をやめた経験があるといいます。

「就活サイトや就活マニュアル本などには極端に男女で二元化して服装やマナーを押しつける“就活セクシズム”が潜んでいる」。

水野さんはこう指摘し、就活マニュアル本を50冊以上チェックしました。

その結果、身だしなみに触れている本のほとんどが、女性に対しては「スカートがおすすめ」「面接では女性らしさを表現した方が好印象を持たれる」。男性に対しては、「髪を染めずに絶対短髪」「男性は強く男らしく」などとジェンダーバイアスを押しつけるような書き方をしていたといいます。

水野さんは去年11月、就活セクシズム反対の署名活動を開始。第一弾として先月23日までに約15400筆が集まりました。大手就活サイトを運営する企業などに提出する準備を進めているということです。


■「多様性を認めない社会構造に問題がある」

水野さん自身も自分の性別を男性や女性、どちらにも当てはまらないと認識するなかで、就活で提示される服装やマナーなどに、違和感を覚えることもあり、就活を断念したといいます。

多様性が認められない社会に問題があると感じてからは同じ思いで悩む人のために声をあげたいと思いました。

「就活しないといけないという状況では、誰をうらんでいいのかわからないし、怒りのやり場がない。悔しかったが、客観的に見ると社会の構造に問題があることがわかった」。

水野さんはマニュアル本などに記載される服装や髪形のアドバイスについては「決めつけをせず、『あくまでもガイドラインであり、最終的にはあなたのジェンダー・アイデンティティに合わせてください』など選択肢が示されているだけでも当事者にとっては違う」といいます。


■履歴書の性別欄の記入を見直す動き

一方、企業側の採用活動では履歴書などの性別欄を見直す動きがでてきています。ユニリーバ・ジャパンでは去年から、履歴書での申し込みの段階で、下の名前や性別、顔写真を不要にしています。

ラックス ブランドマネージャーの河田瑶子さんは「履歴書で見るべきポイントは本当は個人の適性や能力であって、(目的は)ジェンダーのバイアスに気づきを与えたり、バイアスを取り除くことを具体的にしていくことです」と答えました。

また、三井化学は就活生が登録する性別について、「男性」「女性」のほかに「その他」という項目を加えました。服装についても、リクルートスーツにはこだわらず、私服でも良いとしているといいます。


《カウンセラー松川のコメント》

一部ではハラスメントとも言われている内容なので取り上げてみました。
最近では採用時に性別を問う事も問題視する風潮ですが、
今まで男性または女性しか居ない職場に異性が採用されたとなると
トイレや更衣室を別に設置する必要もあります。
男女雇用機会均等法の趣旨は理解していても
現実問題として中小企業となると、
一人の社員の為にそこまでの設備投資は経営圧迫する場合もあります。
同じ能力を持っている求職者が居れば、
その採用を決めるのは雇用者の自由であります。
当然「性別で決めた」とは言えませんが、理由は何とでもなります。
就活のマニュアル本にしても、あくまで参考書であって、
そこに回答は書いてありません。
しかし、採用担当者も人間ですから、感情だってあります。
いくら求職者が天才であっても採用担当者の心証を害せば
不採用になっても不思議ではありません。
就活マニュアル本の内容をいくら「不当だ」と否定しても
出版内容自体は違法でも何でもありません。
書かれている内容は執筆者の見解に過ぎないのですから。
よって、良い就活マニュアル本とは
採用担当者に寄り添った内容を記載している本であり、
活動家の正義を採り上げている本ではありません。
採用する企業にしても大企業ならば理想的な採用をするでしょうけど
それも建前かも知れません。
「面接は私服で構わない」と公言していても、
ファッション業界でもない限り、結果としては相応しい服装をしているか
その部分も考査されているのです。
[就活マニュアル本で決めつけが悪]とするならば
これからは[就活ガイド本]にして「これがお薦め!」と
旅行ガイドの様に書けば良いだけのことですから、内容は変わらないのです。
LGBTを否定も差別も致しませんが、好き嫌いは個人の自由なので、
それが採用担当者にあっても構わないのです。
差別的な思想であっても正当化する理由はいくらでも付けられるのですから。
私も採用担当者を経験していますが、
髪の色を染めた長髪の男性の応募者への第一印象は悪いですし、
きっと採用を上司には勧めないでしょう。
これが現実です。
就活マニュアル本を出版する会社も、一つの思想を記しているだけです。
この記述を否定すると言うことは、言論の自由も否定する事になります。
その点に注意して活動をしないと、20世紀の過激派と何等変わらなくなります。

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